物販は誰でもチャレンジしやすい
瀬戸山氏は、看護師と勤務する中、双子を出産してワーキングマザーを経験。お金と時間の必要性を実感して副業で物販事業を開始し、現在は在宅でオンライン物販スクールの運営を行い、生徒数は累計3500人を超えるという。「物販の大きな魅力は、ちょっとした隙間時間にできること。たとえば、勉強をするためにはある程度まとまった時間を作らなければいけませんが、物販なら空いた時間に取り組むことができます。
また、やり方次第ではありますが、作業が自宅でほぼ完結できるものポイント。商品のリサーチはもちろん、仕入れや発送も自宅から行えるので、誰でもチャレンジしやすいです」
物販を始めるときは、「家にある不用品を売るのがいい」そうだ。
「服や靴などは、リサイクルショップなどで買い取ってもらうよりも、メルカリに出品したほうが高く売れます。とはいえ、値段を適当につけてはダメ。メルカリには、過去の取引実績を元に価格を教えてくれる機能もありますが、データが古いことがあるので、直近に取引された金額を参考にするのが確実です」
販売実績を積んで売れる商品を見極める
不用品の取引で自分にもできそうだと手応えを感じたら、「徐々にステップアップするのがいい」とも。「初心者の方が月に10万円以上を稼ぐのは難しいので、まずは5万円を目標にしてみてはいかがでしょうか。いきなり高価な商品は仕入れずに、安価で需要のありそうな日用品などを扱ったほうが安全です。取引が増えていけば、少しずつ売れる商品を仕入れやすくなると思います。出品価格の設定は、同じ商品の相場をリサーチして決めるといいですが、11月末にクリスマスグッズを取り扱うなど、需要が高まるタイミングに合わせて出品できれば、高値になることもあります」
物販の情報は、YouTubeやSNSでも入手できるが、より正確な情報を入手するなら身近な成功者を探したい。
「最近は物販を行っている方が増えているので、ママ友の中に物販が得意な方がいるかもしれません。
物販の初心者がやりがちなミスは…

「初心者にありがちなのは、売れない商品を仕入れて在庫を抱えてしまうこと。在庫が増えると置き場所に困りますし、回転資金が底をついてしまう可能性もあります。いかに売れ残らない商品を仕入れられるかが重要になりますが、こればかりはリサーチをして経験を積むしかありません。
また、よくない物販スクールの中には、売れない商品を仕入れさせるところもあります。行き詰まってスクールに入ることを検討している方は、しっかり調べたうえで、実績のあるスクールを見極めることが大切です」
【黒田知道】