筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。
さて、今回は自分の性欲の強さに悩んでいた女性が、あることがきっかけでノーストレスになったというエピソードをご紹介します。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
小学校高学年の頃からほぼ毎日していたこと
都内の難関私立大学を卒業し、現在はIT企業に勤める才媛・みちるさん(仮名・25歳)は、自分のある“短所”に悩んでいたといいます。「たぶん私、他の女の子たちより性欲が倍ぐらい強いんです。小学校高学年の頃からほぼ毎日自分でしていたし、大学1年のときに初体験を済ませてからは最低でも週1回、できれば週に3、4回は男の人に抱かれたいっていう衝動があるんですよね。
だから彼氏には申し訳ないけど、常にマッチングアプリを2つぐらい同時進行して、会える男の人を探すっていう日々で……。この性欲の強さは完全に自分の短所だと思っていました」
そんなみちるさんの転機となったのは、会社が副業OKとなったことでした。
「最初は普通の副業を考えてました。趣味の延長でアクセサリーのネットショップを開設しようかなとか、文章書くのが好きだったからライターやってみたいなとか、英語が得意なのでオンラインの英会話教師もいいなぁとか。
でも、ある日“夜のお姉さんのデリバリー”もアリなんじゃないって思ったんです。べつに会社に副業届を出さずに隠れてやっちゃえばわからないかなって」
「やっと天職に巡り合えた」と感動の日々
“デリバリーのお姉さん”になったみちるさんは、「やっと天職に巡り合えた!」と感動したそうです。「私って男の人のビジュアルはほとんど気にならないので、よっぽど不潔なお客さんじゃないかぎり、余裕で楽しめたんですよ。
お客さんに甘えた感じで『私、責められたいタイプなんです』って伝えると、たいていの人はすごくがんばってくれるんで最高です。今までアプリでちまちまメッセージのやりとりして探してたのがバカバカしくなりましたよ。
だって“デリバリーのお姉さん”なら、お店が勝手に男の人と会うセッティングしてくれるし、ご飯とか飲みとかめんどくさいこと挟まなくていいし、しかもそれでけっこうなお金が貰えちゃうんですから」
“気付き”で人生ラクに生きられるように

「性欲の強さは自分にマイナスしかないと思っていたのですが、発想の転換をすればプラスの要素として活用できるんだっていう“気付き”は、人生をラクに生きられるようにしてくれましたね」
視野が広がったみちるさんは、性欲の強さを本業の職場環境改善にも活かせるのではないかと考えたそう。
「パワハラ気味のオジサン上司がいて、その人と一緒にいると心がすり減っていく感覚で、メンタル的にしんどかったんです。でも思い切ってサシ飲みに誘って、その流れでラブホに誘って関係を持ったら、それから急にやさしくなってパワハラがほとんどなくなったんですよね」
ラブホでの音声データが御守り代わりに
ちなみにみちるさんはラブホでの一部始終をスマホで録音済。「上司は妻子持ちなんで、もし万が一パワハラが再発しても、その音声データで脅しかければ対抗できるって思ってるんで、今ではその音声が精神衛生上の御守りみたいになってますね。おかげで職場でもほとんどノーストレスになりました」
性欲の強さを短所だと思い込み、それが悩みとなっていたみちるさん。
しかし彼女はその性欲の強さという“個性”を副業に活かせば、欲求不満解消と副収入の一石二鳥になると知ったわけです。さらにはその“個性”で会社の上司と関係を持ち、職場環境も改善させられました。
もはやみちるさんにとって性欲の強さは、人生を生きやすくしてくれる長所になっているのではないでしょうか。
<文/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。