収入は3か月で300万円以上!
近年、お花見シーズンと前後して、地方の観光地にインバウンド客が押し寄せている。そのバブルにあやかって、短期間で荒稼ぎする副業人材もいる。バックパッカーと会社員を辞めてカナダ留学した経験を生かし、俳優業の傍らガイドの副業をやっているジュピター石田さんが話す。「ガイドの繁忙期は、桜や紅葉などが楽しめる春と秋で、この時期は依頼が途切れない。毎年3~5月はほぼ休みなしで働き続けて、一日あたり4万~5万円のガイド料をもらっています」
90日働き続けたら…
90日働き続けたら450万円!? 実際、石田さんは今年の春だけで300万円以上稼いだため、オフは俳優業に専念する予定。なお、その仕事はすべてインバウンド専門旅行会社からの受注だという。「知り合いの紹介で始めて、今は4~5社と契約してガイドをやっています。多いと40人のツアーに2週間同行するのですが、今年は毎週のように京都の金閣寺に行ってました(苦笑)。この副業をやってて嬉しいのは毎日『ありがとう』と言われること。会社員時代には得られなかった充実感があります」
ガイド参入のハードルは?

「今は旅行会社から事前にもらった旅行日程を見て、ChatGPTに聞けば観光名所のカンペもすぐに作れる。インバウンド専門旅行会社がたくさんあるので、語学力に自信のある人は、飛び込み営業でも仕事はもらえるはずです」
語学力よりもサービス精神が大事!
語学力に自信がなくても、サービス精神でリピーターを摑むことは可能とか。「僕は、だいたい『カントリーマアム』『ばかうけ』とかのお菓子の盛り合わせと、温泉の素を最初にツアー客にプレゼントするんです。すると『これをお土産に買いたい』となるし、シャワー文化の外国人もホテルでプチ温泉気分が味わえて喜んでくれる。こうやって満足度を上げているせいか、依頼は途切れません」
取材・文/週刊SPA!編集部
※4月8日発売の週刊SPA!特集「[地方×副業]の新潮流」より
―[[地方×副業]の新潮流]―