大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。有酸素運動を習慣にしようと思っているのですが、雨が降っている日などは「今日はウォーキングはお休みしよう」と、すぐにサボってしまうのでエアロバイクを購入しました。
三日坊主にならないように頑張ります。
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 その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。

キャバ嬢に嫌われる男性は会社でも家庭でも町内会でもどうせ嫌われてる


 お客様から「どんな男性が好き?」と聞かれた際に、タイプの男性としてオダギリジョーか高橋一生に似ている独身男性などを例にあげてしまうと、該当しないほとんどの男性が楽しくないので「年上の男性で、優しい方が好き」と答えるようにしています。もちろん社交辞令です。

 それにしても好きなタイプを問われた際にせいぜいルックスに関する好み、もしくは年収に関するこだわり程度しか答えられないのに対し、嫌いなタイプに関しては顔と名前が一致するものからそうでないものまで、ありとあらゆる具体例がひっきりなしに出てきちゃうのは不思議です。

 そこで今回は、嫌いな男性のタイプではなく「キャバ嬢に嫌われるおじさん」に対象を絞って解説してみたいと思います。5個以上あてはまってしまった男性は要注意。

 だってお金を払っている上で「ありがたい」と思われないどころか嫌われてるって余程ですよ。余程目に余ることをやっちゃってます。目に余ることをやっちゃうのは、空気が読めなくて、図々しくて、身勝手だからです。

 そういう男性はキャバ嬢どころか会社でも家庭でも町内会でも嫌われてます。だって会社の同僚も家族も町内会のおじさんおばさんも、キャバ嬢と違ってお前から飲み代もらってないもん。

 ではさっそく解説します。

 

その①ガチ恋暴走おじさん

 
 飲み屋さんは飲んで騒いで気分転換をする場、もしくは接待で利用する場と捉えていらっしゃる男性が大多数である一方で、飲み屋さんに恋愛目的で来ている男性も少なくありません。

 どのように遊ぼうと、お客様の自由です。

 しかし、お気に入りの女の子を思い通りにできないとわかった途端、リベンジ行為に走るおじさんには「お気を確かに」と言いたいです。

 そもそも娘でもおかしくない年齢の女の子に発情している時点でアレなのですが、SNS上で暴露大会など始めてしまっている大失恋おじさんを見ると、何とも言えない気持ちになります。

その②店外デート要求おじさん

 
 もうすぐゴールデンウィークです。「有馬温泉に行こうよ」と、2泊3日のプランを提案され、ウンザリしている全国のキャバ嬢の皆さん。本当にお疲れ様です。

 あなたたちおじさんは「店外デートは無銭飲食と同じ」と何度言えばわかるのでしょうか。

その③毎日欠かさずLINEするおじさん


 大前提として、キャバ嬢のLINEは「営業」です。よって、お店を利用する予定がないのに延々と返信のラリーを続けるのはNG。楽しいのはあなただけで、キャバ嬢にとってのそれは「余計な仕事」でしかありません。

 来店予定がない場合は「近々お邪魔しますね」と返信してラリーを終わらせるか、既読無視が正解です。

その④利用するお店を間違えているおじさん


「見ていて本当に恥ずかしい」キャバ嬢に嫌われている迷惑客の特徴10選
※写真はイメージです
 長年同じ女の子を口説いていて、なおかつキャバ嬢としての彼女に貢献している(同伴する、シャンパンを入れるなど)男性は素敵です。

 一方で

「今日家泊まれるなら指名したい」
「お泊りデートしてくれるなら今度指名する」
「Hできない女は指名しない」

 と、ひと晩のお相手を探して歩いている男性には貧乏くささしか感じません。俺は短期決戦型だからですって?いやいや、通うお金がないだけでしょ。

 利用するお店を間違えていますよ。


その⑤お触りおじさん

 
 そもそも、キャバクラではお触り行為は厳禁です。そういうお店ではありません。

 大げさな身振り手振りのせいでたまたま手の甲や肘が当たっちゃった風を装ってバストに触れるおじさんがいますが、本当に気持ち悪いです。さりげなくやっているつもりなのでしょうか。全然さりげなくないです。

 また、胸や太もも、お尻じゃなければ触ってもいいと勘違いしているおじさんも気持ち悪いです。髪や顔には絶対に触れないでください。ヘアメイク、お化粧が崩れるだけでなく最強に不快です。

その⑥お説教おじさん


 おじさんの「Hできない女は指名しない」に対し、こちらが「へ~、そうなんですね」とスルーすると

「ガツガツしてないキャバ嬢はイヤだねえ」
「昔のキャバ嬢はもっとガッツがあった」
「そんなことじゃ君、売れないよ?」

 と、とんでもないことを言っているご自身のことは高い高い棚に上げて説教を始めるおじさん。見ていて本当に恥ずかしいです。

その⑦無言すぎるおじさん


 口下手、人見知り、照れ屋さんなどでキャバ嬢とうまく会話ができない方もいらっしゃいます。こちらとしては「あら、可愛い」でしかないですし、このようなお客様に嫌な印象を抱くことはありません。

 ただし、終始無言過ぎるおじさんには「この人何しに来たんだろう」と思ってしまいます。

 しかもこのようなお客様に限って「アフターに行こう」と言い出したりするので怖いです。


その⑧アフター狙いの滑り込み来店おじさん


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※写真はイメージです
 終業30分前などに滑り込み来店し「今日アフター行ける子いる?」と、志願者を募っているおじさんは、もれなくロッカールームで悪口を言われています。

 キャバ嬢は、その日の営業時間中に1番尽くしてくださった男性とアフターに行きたいのです。滑り込み来店して、シャンパンも飲まないで「アフター行ける?」は当然なしなしのなしです。

その⑨タクシー代をケチるおじさん


 同伴バックなどの報酬がある「同伴」と異なり、終業後の外出である「アフター」は基本的にはノーギャラで、キャバ嬢にとってはいわばサービス残業のようなものです。

 よって、残業代としてタクシー代を多めに渡すのが暗黙のルールです。

 ここで、

「家どこだっけ? 5000円で帰れるかな?」

 とかやっちゃうとかなりカッコ悪いです。タクシー代は1万円からです。

その⑩同伴の集合時間が早すぎる上に1セットで帰るおじさん


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夏までに痩せたいみずえちゃん
 同伴とは、出勤前のキャバ嬢とお客様が食事などをし、その後一緒にお店に出勤・来店することです。皆さんにとってはデートでも、キャバ嬢にとってはお仕事。出勤前は着替えて、メイクをして、お店によってはセットサロンに行く必要もあるため、かなりバタバタします。

 なので同伴の場合は、お店へ出勤・来店する1時間半から2時間前を目安に集合時間を設定していただけると助かります。

 4時間も5時間も前に集合して、散々飲み歩いた挙句、来店後は1セットで「酔っちゃったからもうお会計して~」とか言われちゃうとゲンナリです。

 4時間も5時間もキャバ嬢を連れまわしたのなら、せめて時間の許す限りは延長するなり、それができないならシャンパンを入れるなりし、彼女の売上に貢献するのがマナー。

 キャバ嬢は皆さんのお友だちでも、恋人でもありませんので。

暴走してしまうその前に

 
 今回は「キャバ嬢に嫌われるおじさん」について解説しました。
皆さんはお客様で、彼女はキャバ嬢です。この前提を忘れ、空気が読めなくて、図々しくて、身勝手な行動を繰り返していると100%嫌われます。

 わざわざお金を払って誰かに嫌われに行くってすごく損な気がします。

 暴走してしまうその前に「これって楽しいのは私だけなのかもしれない」と疑ってみてください。全キャバ嬢および会社の同僚、家族、町内会のおじさんおばさんからのお願いです。

<文/みずえちゃん>

【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989
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