こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。
スマホの証拠隠滅は“妻に決定打を与えない”というだけ
「不倫」は不法行為の可能性もある道徳的に間違った行いであり、家族を傷つけ、周囲に迷惑をかける愚行と言えるでしょう。しかし、自己責任でバレたときの覚悟を持ったうえで不倫するのであれば、極論、本人の自由です。筆者は決して不倫を肯定するわけではありませんが、全否定するわけでもありませんので、今回のテーマを語らせていただきます。
さて、不倫がバレる際のエピソードでは、「妻にスマホを見られてしまった」というのが定番。
そのため、不倫中の男性はスマホに浮気の“痕跡”を残すことへは厳重警戒しているでしょう。しかしスマホへの注意を払うあまり、スマホ対策を完璧にしておけば不倫はバレないと過信している人も少なくありません。
たしかにスマホ対策を念入りにしておけば、スマホから決定的証拠は出ないかもしれません。けれど、それは“妻に決定打を与えない”というだけであって、“妻から疑われる”のはスマホ以外にもさまざまな要素があるのです。
そこで今回は、妻から最初に「不倫を疑われる」4つの“きっかけ”を紹介していきます。
①残業や飲み会など、それまでと違う行動パターンが増える
不倫をしている男性の“怪しい変化”として妻が気づきがちなのが、仕事から帰宅する時間が遅くなることや、休日に出かけることが多くなるといった、それまでと違う行動パターンが増えること。当然「不倫相手と会っている」という真実は言えませんので、業務が多忙で残業になるという理由や、仕事の付き合いで飲み会があるという理由を挙げる人が多いわけですが、その変化があまりにも急激だと妻が違和感を抱きやすくなるもの。
それまであまり残業も飲み会もなかった夫が、急に週1、2回の頻度で毎週毎週、帰りが遅くなったり家を空けたりすることがあれば、妻が勘繰るきっかけになるのです。
②妻が一度も会ったことない人物との予定が頻繁に出てくる

妻も会ったことのある人物の名前を挙げると、2人が直接連絡を取ってウソがバレてしまうという万が一のリスクがあるので、会ったことがない人(実在しない架空の人物含む)の名を出すことが増えるものです。
ただ、そのリスクを恐れて妻の知らない人物の名前ばかり挙げていると、それはそれで違和感が出てくるもの。夫の交流範囲の急激な変化をおかしいと感じ、それが発端となりウソをついているのではないか(=不倫しているのではないか)と疑いを持つことも……。
③急にファッションや髪型といった身なりに気を遣い出す
もともとコーディネートやヘアスタイルといったルックスへのこだわりがあるのであればいいのですが、それまであまり身なりを気にしていなかった男性が浮気相手の女性に好かれようとして、急にファッションや髪型にこだわり出すのは“不倫あるある”。しかも、この手の変化に対して男性本人はけっこう無自覚なことが多いもの。
自分では普段どおり振る舞っているつもりでも、ショッピングモールに行った際にアパレル店を見たそうにしていたり、散髪する頻度が増えたり髪型が微妙に変わったりしていると、妻側からすると怪しさぷんぷんなのです。
④香水の匂いやパンツに付いたシミなど“痕跡”が見つかる

たとえば、パンツに付いたシミを見つけて妻が不倫を疑い出すというのはよく聞く話ですが、浮気相手のメイクのラメが顔についてしまい、帰宅した際に夫の顔の一部にキラッと光るものが付着していると気づき、妻が勘繰るというパターンも……。
また、浮気相手の香水の匂いが服に付いてしまっていて妻に疑われるというのは定番なので、遊び慣れていない男性でも注意するでしょう。
が、たとえばホテルのボディソープの匂いや、痕跡を消そうとして浮気後に使った汗拭きシートのミント臭で勘繰られるというパターンもあるのです。
これらの“きっかけ”から妻はスマホを見ようとする…
不倫の決定的な証拠を掴まれるのはたいていスマホからですが、妻がスマホをこっそり見ようとする最初の動機として、今回紹介したような不倫を疑う“きっかけ”があるものなのです。<文/堺屋大地>
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【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。