「夏本番に向けて痩せたい! メタボ体形を改善して筋肉をつけたい!! けど、お金はかけたくない」。そんな人に朗報が。
世の中にはお金をもらいながら肉体改造を実践した人が数多くいるのだ。稼げて健康になれる方法を徹底調査!

大量の汗で毎回びしょびしょに…

元カリスマ“ビールの売り子”が明かすハードすぎる現場「月のバ...の画像はこちら >>
おじさんがチャレンジするにはハードルが高いが、華のある健康バイトも紹介したい。球場で笑顔とビールを届ける売り子だ。一体、どれだけ稼げて、痩せるのか? 東京ドームで最高一日500杯の記録を打ち立てた元ビール売り子の青野夏希さんが話す。

「最初はレモンサワー担当でしたが、氷も持ち歩かないといけないので重量的には一番ハードでした。樽で約15㎏、氷で4~5㎏、重い釣り銭で、総重量は20㎏を超えていたでしょう。それを担いで2時間半から3時間半歩き回り、階段を上り下りしていたら、相当な運動量になります。大量の汗をかくので首と肩と腰にタオルを巻いていましたが、毎回すべてびしょびしょに……。

当時、どれぐらい痩せたかは記憶にありませんが、売り子を辞めてから、酒量が減ったのに5㎏ほど太ったので(苦笑)、間違いなくダイエット効果はあります! ふくらはぎなど下半身を中心に、かなり筋肉がつきましたし」

毎回120Lのビールを販売

ハードなうえに、休憩時間はごくわずかとか。

「ビール売り子になってからは一日で12~13樽は売ってましたが、休憩できるのは樽が空になって、バックヤードに交換しに行くときだけ。交換は30秒ほどで済んでしまうので、そこで冷たいお茶を一杯飲んだら休憩終了です。ちなみに、ビールだと1樽でカップ24杯分なので、だいたい300杯、量にして120Lは毎回売っていました」

月のバイト料が50万円を超えたことも!

元カリスマ“ビールの売り子”が明かすハードすぎる現場「月のバイト代が50万円を超えたことも」
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果たして、そのハードワークに見合う収入なのか?

「ビールメーカーや球場によって異なると思いますが、当時は最低保証が交通費込みで2000円程度の完全歩合制でした。ビールを1杯売るたびに34円の報酬がつくほか、4樽目から1200円、1500円と樽が増えるごとにボーナスが出ました。
夏場は都市対抗野球があって、一日で3試合とか売り子をやれるので、月のバイト料が50万円を超えたこともあります(笑)」

おじさんでも挑戦できる!

ビール売り子は、究極の稼げる健康バイトかも!?

ちなみに、球場やメーカーによっては男性でも売り子ができるほか、ビールを求めていそうなお客さんを見つけて売り子にアドバイスしたり、樽の交換を手伝う“チェッカー”という黒子役には男性スタッフも多いとか。野球好きおじさんは一度挑戦してみるべし!

【タレント(元ビール売り子) 青野夏希さん】
’12 ~’19年にかけて東京ドームのヱビスビールの売り子を担当。一日500杯を売り上げて当時の最高記録を更新。現在はタレントとして活躍

取材・文/週刊SPA!編集部

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