皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。
多くの人が驚く結婚相談所のルール
結婚相談所に入会した方がまず驚くのは、数多くのルールです。その中でも大きな壁になるのが、「性的関係は成婚後」という取り決めではないでしょうか。つまり、婚約に近い“成婚”という状態になるまで体の関係は持てない。言い方を変えれば「結婚を決めるまで体の関係は結べない」ということです。現代の自由な恋愛に慣れてきた人にとっては、かなり厳しいルールに感じられるかもしれません。
ルールのせいで「最後の一線を越えられない」

また、ルールを守ってゴールインしたものの、いざ結婚生活が始まると体の相性が合わずに一気に気持ちが冷めてしまうケースもあります。
「体の相性」はとっても大事
さらに深刻なのは、男性側に原因があり、関係を持てないまま結婚してしまうパターンです。これでは、せっかくの結婚が「セックスレス夫婦」の入り口になりかねません。心理学の研究でも、体の関係は夫婦関係の満足度に直結すると言われています。性生活がうまくいっている夫婦ほど、日常のコミュニケーションや結婚生活全般にも満足しやすい、というデータは複数あります。
つまり「体の相性」は単なる欲望の問題ではなく、長期的なパートナーシップを支える重要な柱なのです。
婚前の肉体関係から起きるトラブルは少なくない

そうしたリスクを回避し、安心して婚活を進められる環境をつくるための仕組みだということも理解しておきたいところです。
「体の親密さ」を軽視してはダメ
しかし、現場では「結婚したのに一度も関係を持っていない」という新婚夫婦の声も増えています。例えば、40代女性の相談者はこう話してくれました。「相談所で出会った彼と成婚して結婚しましたが、夫は性に消極的で、結婚後も手をつなぐだけ。もう2年近くレス状態です。愛情はあるけれど、女としてはつらいです」
婚活のゴールが“結婚”になりすぎて、その後の生活に必要な「体の親密さ」を軽視すると、このような不満を抱えることになるのです。
ルールを守りつつ体の相性を確認するには?

カナダの心理学者アロン夫妻の「自己開示理論」では、自分の弱みや恥ずかしい感情を打ち明けることで、性的な親密さに近い感覚を得やすいとされています。つまり、体の関係が持てなくても、深い会話や本音の共有によって相性を見極めることは可能なのです。
具体的には、デリケートなテーマをきちんと話し合うことが大切です。性欲の強さや行為の頻度、スキンシップの好みなどをオープンに共有することで、成婚後のミスマッチを防ぐことができます。恥ずかしいと思うかもしれませんが、勇気を出して聞いてみることで相手の姿勢も見えてきます。
できる限り相性を確かめる努力をする
結婚相談所のルールは安全策としては正しいものの、そのまま鵜呑みにすると「結婚したのにレス」という深刻な落とし穴に陥ることもあります。体の関係を持つ前に「話せる関係をつくる」こと。それこそが、長い結婚生活においてもっとも必要な基盤になるのです。
まぁ、私個人意見としては、「いい大人同士なので価値観や認識を合わせていれば、成婚前に関係を持ったとしてもいいのではないか?」と思いますが……。これは結婚相談所代表の山本早織ではなく、イチ個人の意見としてお聞き流しください。
―[結婚につながる恋のはじめ方]―
【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Xアカウント:@yamamotosaori_)