今年17周年を迎えるアイドルグループ・私立恵比寿中学のメンバー・真山りかが、7月22日(水)に2nd写真集『まちあわせ』(KADOKAWA)を発売。“えびちゅう”にゆかりのあるタイを舞台に、ビーチやヴィラでのリラックスした姿や、今回初めて見せる水着姿など幅広い魅力を詰め込んだ。
水着解禁はアイドルとしての殻を破るため
──真山さんが写真集を出すのは2冊目。‘19年に発売した『麗花』以来、久しぶりの写真集ですね。真山 6年ぶりらしくて、びっくりしました! 1冊目以降ずっと「また作りたい」と言っていたわけじゃないんです。なのに、「またやりたいな」と言いはじめてからは、すぐに編集さんに声をかけてもらえてあっという間に発売が決まりました。叶えたい夢は声に出したほうがいいと思って、普段から意識しているんですが、やっぱり言っていくものだなと思いました。
──今回、初めて水着を解禁したんですね。「水着姿を写真に残そう」と思ったきっかけは?
真山 「何かひとつ、殻を破りたい」という気持ちがあったからです。3年くらい前から、ソロでの舞台とか演技のお仕事が増えてきました。そのなかで、どうしても「俳優ではなく“アイドル”の私が呼ばれた意味があるはずだ」と考えてしまって。そういう視点は必要だと思うけど、いつか自分がその考え方につまずいてしまう気がしたんですね。
──それで、アイドルの殻を破るために水着を解禁した。
真山 元々、えびちゅうは露出が少ないグループです。
──写真集のタイトル『まちあわせ』には、どんな意味が込められていますか。
真山 最初は別のタイトル案を考えていたんですけど、表紙の写真が決まったときに「あまりにも待ち合わせ顔だな」と思ったので、急遽変更してもらいました(笑)。ファンの方は、アイドルの私たちに会いにライブに来てくれるじゃないですか。ある意味、ライブって待ち合わせ場所だなって思っています。ファンの方も私たちを待ってくれているけど、私たちアイドルもファンの方を待っているんですよね。今回、この写真集があれば、ファンの方はいつでもこの瞬間の私に会えるんだと思って『まちあわせ』を選びました。
アイドルの自分と等身大の自分
真山 29歳でも30歳でも、どっちで発売してもいいよと言っていただいていたんです。
──撮影場所がタイですね。何か思い入れが?
真山 えびちゅうのみんなと一緒に行ったことがある土地がいいなあと思って。あとは、私があったかい場所が好きなんです。父の故郷が鹿児島の徳之島という南の島だったり、前回の写真集のロケ地が台北、台中、九份だったりもして、あったかい土地に縁があると思っています。それで、ぴったりハマったのがタイでした。巨像があるのもいいなと思いました。大きな仏像と写真を撮れたら面白いかなって。
──写真集に収録されているインタビューでも、「巨像が好き」という話をしていましたね。
真山 目標とか信仰みたいなものを前提に、巨大な像を人間のちからでつくるのがすごい! 巨像そのものだけじゃなく、作った人やその精神力に対してかっこいいなあって圧倒されるんですよね。
──「アイドルとしての自分」と「素の自分」の違いをすごく意識して活動している印象です。今回の写真集で、「アイドルとしての自分」が出ていると感じる写真はどれですか。
真山 仏像の前で手を合わせている写真です。「アイドルとして」というか「えびちゅうとして」というほうが合っているかもしれない。以前、えびちゅうでタイに行ったときに、寝ている仏像の前で撮った写真があったんです。アイドルの写真というか、修学旅行のスナップショットみたいな写真でした。その思い出もあって、えびちゅうとして変わらない自分を感じてもらえると思うんですよね。ファンの方は、こういう私が見たいんじゃないかなと思って撮った写真でもあります。
──仏像の前の写真ではツインテールにしていますが、真山さんにとっては珍しい髪型じゃないですか。
真山 実は、アイドル人生で一回もやったことがない、高い位置でのツインテールを初めてやってみました。耳の下とか低い位置ではやったことがあるんですけど。高い位置ではお団子とか、あとはポニーテールが私のイメージにあると思います。ツインテールって恥ずかしいけど、アイドルとして一度はやっておこうと思って、29歳で解禁してみました。
──アイドル・真山りかではなく、「等身大の真山りか」を感じてもらえる写真はどれでしょうか。
真山 夜景と一緒に撮った、シャンパンを飲んでいるシーンの写真です。お酒が大好きで、写真集ではビールもワインも飲んでいるんですよ。ビールに関しては、撮影する予定じゃない時間に飲んでいて「撮ろう」となったので、不意打ちの私が写っています。29歳で等身大の、私の大人な部分が見てもらえると思います。
──ツインテールカットから、お酒を飲んでいる大人なシーンまで、本当に幅広い表情の真山さんが見られますね。
真山 笑顔が多い写真集ですよね。アンニュイな表情は、「かっこよくキメるぞ」と意識したわけじゃなくて、ふとしたときに自然に撮ってもらったものです。真山はこんな表情もできる大人になりましたよ!
今のえびちゅうは「完成形」
真山 「信頼を勝ち取ってこれた」というところが、自分のなかの自信につながっています。えびちゅうはリーダーがいなくて、私が最年長なので、まとめたり先陣切って何かしたりすることが多いんです。そういうときに「まやさんなら大丈夫だよね」という言葉をいただくと、信頼してもらえてると感じます。アイドルの応援の仕方として「成長を見届ける」というやり方があると思いますが、えびちゅうは「安心して楽しんでもらえる」フェーズにいると感じるようになりました。
──「安心」を感じてもらえる今のえびちゅうに期待されているものって何でしょうか。
真山 成長という過程を終えて、今は魅せる側になれていると思うんです。えびちゅうの結成当時は、不揃いで不安定な部分を応援していただくことが多かったです。今は、未完成のものではなくて「完成形の美しさ」に憧れてもらえるアイドルになれているんじゃないかと。私は初期からいるメンバーとして、未完成な部分を愛していただいたと肌で感じていたからこそ、今の完成された可愛さや魅力、アイドルを応援する新しいかたちを見せていきたいって考えています。
──それでいうと、これからのえびちゅうは「常に完成し続ける」というビジョンですか。
真山 そうですね。完成し続けたうえで、「この姿も魅せられる、こんなかたちも提案できる」と、いろんな完成形をお見せできる。成長を見届けたいというよりも、憧れてもらえて「やっと会えた。この姿が見たかった!」と思ってもらえるグループであり続けたいです。
ファンは欠点を愛してくれる
──長くアイドルを続けている真山さんが、アイドルをしていて「面白いな」と思うことは何ですか。真山 アイドルのファンの方は、人の良いところを発見するのが人一倍上手だなって思います。ファンの方って、欠点を愛してくれるから面白い。
──‘15年にSPA!でインタビューさせていただいたときは、「弱音を吐かないのがアイドルだと思っていたけど、もっと素の部分を見せていったほうがいいと思うようになった」と言っていました。
真山 私、そんなこと言ってたんですね(笑)。きっと当時は、「本音を言っているように見えて、本音をひた隠しにするアイドルがかっこいい」と思っていたんです。「本音っぽいことを言うアイドル」というブランディングというか。まだまだ子どもでした。今は、昔のかっこいい言葉を並べていた自分を訂正できるようになって、大人になりましたね。
──欠点を愛してくれるファンがいるから、本音や弱音を言えるようになった?
真山 私は「アイドルだからこうしちゃいけない」とか「アイドルだからこれは言わないほうがいい」と思って勝手に控えて、後悔することがめちゃくちゃ多いんですよね。アイドルとしての自分には「アイドルらしい正解の受け答え」の知識があるから、スラスラとそれを答えることができちゃうんです。でも、今は素の自分で一歩踏み出すことにトライしている時期。できる限り、最初に頭に浮かんだ自分の考えを否定しないようにしたいと思っています。そんな風に考え方を変えられたのは、欠点を受け入れてくれるファンの方への信頼のおかげでもあります。
──そんなすべてを愛してくれるファンにも、さすがに見せられない姿もありますか。
真山 サウナで整っている姿は見せられないかも。水風呂に入って「あ~」って言ってる姿とか、ビールをカッと飲んで「はあ~!」って言ってる姿は見せられないですね。恥ずかしいです、まだ(笑)。
──サウナ以外で、ファンには見せてないけど実は最近ハマっていることは?
真山 ピックルボールっていうテニスと卓球の間みたいな競技があるんですけど、それをちょっと前にはじめました。まだ下手くそなんですけどね。
校長になってでもえびちゅうでいたい!
──えびちゅうとしてはグループ20周年が見えてきたと思うんですが、真山さん自身は中学何年生までを見据えていますか。真山 それに関しては、言っていることが結構コロコロ変わっていて申し訳ないんですけど、20周年はまず見てみたいです。ただ、30歳になってみないと次の景色が想像できない部分もあって。だからこそ、1年1年大切に生きていきたいという思いでいます。体力が続けば何年生までもい続けたいんですけど、いかんせん、えびちゅうってダンスが激しい曲が多いんですよね。「おばあちゃん中学生」になってもついていけるような振り付けが増えたら、中学50年生くらいまでは見たいなと思うんですけど。
──えびちゅうはパワー全開の曲が本当に多いですもんね。
真山 なので、いつかは校長として見守りたいなと思います。進級じゃなくて、副担任とか校長になって籍を置かせてもらえませんかね。可能性は無限大なのがえびちゅうの魅力なので、そういう展開も考えていけたら楽しいですよね!
取材・文/むらたえりか 撮影/後藤 巧
【プロフィール】
真山りか(まやま・りか)
1996年12月16日生まれ、東京都出身。T154.2cm。アイドルグループ「私立恵比寿中学」所属。出席番号3番。新曲「えびチリ、はじめました」配信中。8月8日(土)・9日(日)に山中湖交流プラザきらら シアターひびきにて「FAMIEN 2026」を開催予定。7月22日(水)に2nd写真集『まちあわせ』(KADOKAWA)が発売される
公式X:@mayama__rika
公式Instagram:@ma_yama_official
公式TikTok:@mayama_rika
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