―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

 コンスタントに新作がリリースされるシリーズはほんの一握り。最初の数作目までは勢いがあっても、いつの間にか行方不明に……となってしまうタイトルがほとんどです。

 しかし、10年以上の時を経て復活した新作が話題となり、再びシリーズが息を吹き返すケースも! 今回は2026年に発売された(発売予定の)、久々のシリーズ完全新作4本をチェックしていきましょう。一度止まった時計が動き出すというのは、ある種の奇跡です。

Miiたちの自由な生活をこっそり観察

●トモダチコレクション わくわく生活
Nintendo Switch/2026年4月16日/任天堂

2026年に奇跡の復活!『鬼武者』『幻想水滸伝』など10年以...の画像はこちら >>
 2009年にDS向けに発売された『トモダチコレクション』は、プレイヤーや家族、友人などに似せたアバター「Mii」たちの生活を観察する「そっくりトモダチコミュニケーション」。国内のみで300万本を超えるヒットとなり、続編『トモダチコレクション 新生活』(2013/3DS)も発売されました。

 今回のSwitch向け『トモダチコレクション わくわく生活』は13年ぶりとなるシリーズ新作。フェイスペイントでMiiの顔を細かく描けるのはもちろん、舞台となる島の地形をカスタマイズしたり、住人をつまんで運び、別の住人と仲良くするきっかけを作ったりと自由度も増しています。

 有名実況者による配信や、海外での高評価もあって、全世界販売本数はなんと800万本超え(2026年8月5日時点)。現在もじわじわ売れ続け、ロングセラーコースに乗った感があります。

 同じく任天堂の久々復活作としては、7月に発売された『リズム天国 ミラクルスターズ』も11年ぶりの完全新作として話題になりました。

新たな108星の物語がスマホで始まる

●幻想水滸伝 STAR LEAP
iOS、Android/2026年8月7日/KONAMI

2026年に奇跡の復活!『鬼武者』『幻想水滸伝』など10年以上ぶりのシリーズ完全新作4選
重厚な物語を描く『幻想水滸伝 STAR LEAP』公式サイト
 本拠地に108人の仲間を集める軌跡が、最後には大きな感動に変わる……。そんなPS1の傑作RPG『幻想水滸伝』(1995)。その後、『II』~『V』のナンバリング作に加え、派生作も多数リリースされましたが、PSP『幻想水滸伝 紡がれし百年の時』(2012)で新作は止まっていました。

 完全新作『幻想水滸伝 STAR LEAP』は、コンシューマではなくスマホ向けの基本無料タイトル。とはいえお祭り的な内容ではなく、『V』のファレナ女王国での「太陽の紋章戦争」と『I』の「門の紋章戦争」の間、太陽暦453年に起きた事件から始まる正史のシナリオで、オールドファンにも好評です。


 この10月からは『II』の物語をベースとしたアニメもスタートしており、アニメの出来によっては『幻想水滸伝』の再ブームも起こるかもしれません。

鬼武者・宮本武蔵が三船敏郎フェイスで登場!

●鬼武者 Way of the Sword
PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PC/2026年9月4日/カプコン

2026年に奇跡の復活!『鬼武者』『幻想水滸伝』など10年以上ぶりのシリーズ完全新作4選
怪奇な異形との剣戟アクション『鬼武者 Way of the Sword』公式サイト
 2001年にPS2向けタイトルとして発売された、爽快な剣戟アクション『鬼武者』。全世界累計200万本超のヒットとなりシリーズ化されましたが、実質第4弾に当たる『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』(2006/PS2)で本編は途絶えていました。

『鬼武者 Way of the Sword』は20年ぶりとなる本編新作。江戸時代初期の京都を舞台に、鬼の篭手を授かった宮本武蔵が暴れまくるというシナリオで、宮本武蔵のフェイスモデルに名優・三船敏郎さんを起用。

 人間味ある表情やモーションが好評で、「これをきっかけに黒澤映画を見た」という若いファンの声も見受けられました。カプコンのリリースによると、発売初日に全世界販売本数100万本を突破。その後も順調に売上を伸ばしているようで、『鬼武者』シリーズ完全復活! と言えるのではないでしょうか。次回作にレジェンド俳優の誰を起用するのか、そうした楽しみも広がります。

レイトン教授とルークの新たな冒険

●レイトン教授と蒸気の新世界
Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PS5、Steam/2026年12月10日発売予定/レベルファイブ

2026年に奇跡の復活!『鬼武者』『幻想水滸伝』など10年以上ぶりのシリーズ完全新作4選
過去最大数のナゾを収録した『レイトン教授と蒸気の新世界』公式サイト
 頭を柔らかくして解くカジュアルな「ナゾ」と予想を超える壮大な物語で、DS時代に一世を風靡した『レイトン教授』シリーズ。これまでに6作発売され、2013年の『レイトン教授と超文明Aの遺産』で完結しましたが、レイトン教授が主人公のシリーズ作としては13年ぶりに復活します!

『レイトン教授と蒸気の新世界』は、蒸気機関で発展を遂げた新大陸アメリカの町を舞台にした最新作。ナゾ開発は知的エンタメ集団「QuizKnock」が担当することも話題に。発売は12月10日を予定。
ここからまたシリーズが動き出す予感がします。

 その他のタイトルでは、7月発売の『カルドセプト ビギンズ』(Switch 2、Switch)も約10年ぶりとなる新作。発売から2ヶ月で累計出荷本数10万本(9月11日時点)のスマッシュヒットとなっています。セガサターンで初代を遊び倒した身としては、こうしてシリーズが続くのは嬉しい限りです。<文/卯月 鮎>

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【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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