◆明治安田J1リーグ▽第12節 鹿島1―0名古屋(25日・カシマ)

 鹿島が名古屋を1―0で下し、Jクラブで最速となるJ1リーグ戦600勝を達成した。

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 決勝点の場面は、知念の執念が実った。

0―0の後半9分、左からのFKをDF植田直通が中へ折り返し。密集地帯の中で、元FW知念の嗅覚が働いた。

 なりふり構わず頭からボールに突っ込み、低空ダイビングヘッドでネットを揺らした。しかしそのまま勢い余って相手DFのお尻と顔面が激突。痛みでしばらく立ち上がれず、顔をしかめながら渾身のガッツポーズを繰り出した。

 知念は「歴史あるクラブでプレーしているプレッシャーもあるが、歴代の選手たちに恥じないように、これからもプレーしていきたい」と600勝目を誇った。

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