◆春季高校野球富山県大会 ▽準々決勝 不二越工1―0石動(29日・高岡西部)
ノーシードの不二越工は1―0で石動を下して4強入りを決めた。2年生の右腕2人が大活躍し、先発の砂田汰樹が6回2/3を6安打、無失点、途中登板した三鍋桜太は2回1/3を1安打、無失点に抑え、実力校の石動を破った。
先発した砂田は中学2年秋に野手から投手に転向。継投した三鍋は高校1年秋に内野手から転向したばかりだ。「もともとピッチャーをやりたくて挑戦したかった。最初は制球も悪かったが、トレーニングやストレッチ方法は砂田に教えてもらいました」と三鍋。練習ではお互いにフォームもチェックして投球技術も向上。練習、実戦で力を合わせて高め合ってきた。砂田は「三鍋は抜けているところもあるが、ボールは速いし、マウンドに立つと格好いい」と太鼓判。息の合った2年生右腕が勝利を呼び込む。(中田 康博)