オリオールズの菅野智之投手が28日(日本時間29日)、本拠地でのヤンキース戦に先発。5回を投げ、5安打無失点で今季3勝目をあげた。
4月最終登板を終えた菅野は、「まずまずかなと思います。もっと出来たんじゃないかという部分もあるし、逆に、開幕から良くなっていった部分もある。まだまだ時間はかかると思いますけど、引き続いて頑張っていきたい」と手応えと同時に、更なる伸びしろを感じている。
目を引くのは、ここまで6四球という四球の少なさ。5試合以上に先発した投手で9イニング平均の与四球率1・6個は、ア・リーグ第5位にランクイン。新人ではメジャー全体で1位となる。また、投球回数33イニング、対戦打者数135人も1位。
また、1イニング当たりの出塁を示す指標「WHIP」の1・1は、メジャー全体の新人で2位、6与四球は2位タイ、防御率、3・00は3位と各部門で上位に入った。2月のキャンプ初日、地元メディアに新人王獲得への意欲を問われ、「結果的にそういうところを目指していければいい」と、頼もしく応えた菅野。1950年の33歳で新人賞を獲得したサム・ジェスロー外野手(ブレーブス)を抜くメジャー最年長新人王に向けて順調な船出となった。