韓国やアジア圏で人気沸騰中の男性K―POPバーチャルアイドル「PLAVE(プレイブ)」が、6月16日にファーストシングル「かくれんぼ」で日本デビューすることが1日、明らかになった。メンバーはこのほど、スポーツ報知のインタビューに応じ、意気込みを語った。

 ―日本デビューおめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

 YEJUN(イェジュン)「日本のデビューに向けて一生懸命、準備しているところです。丹精込めて努力して準備を頑張っているのでどうかご期待ください。日本デビューをすることになって、PLLI(ファンの呼称)のみなさんの愛情の中で僕たちは生きているグループなんだなということを改めて感じることができています。日本にいるPLLIの皆さんともより一層近づけるということにとてもワクワクしています」

 NOAH(ノア)「僕は、以前から個人的に日本の文化が好きでした。だから日本のデビューが決まったということで、感慨深いなと思っております。今までもそうでしたが、口で言うよりも、カッコいいステージで証明していきたいと思っています」

 BAMBY(バンビ)「僕は子供の頃から日本の音楽やアニメーションや文化が好きでした。そんな日本でステージもお見せできるようになるということで、本当に夢のようだなと思います。すべてファンの皆さん、PLLIの皆さんのおかげだなと思います」

 EUNHO(ウノ)「ファンの皆さん、PLLIの皆さんがいらっしゃらなければ、ここまで僕たちは来られなかったなと思うと本当に感謝です。新しい場所でまた僕たちのことを紹介できると思うとドキドキもしますし、とても楽しみでもあります」

 HAMIN(ハミン)「日本でデビューできるということ、PLAVEにとっても本当に大きな転換期になるかな、というふうに思います。新しいステージ、新しい言語、新しい文化の中で何かをまた始めるということは、本当に大きなチャレンジでもあり、また大きな機会にもなると思います。

そんな時に僕たちがどう成長していけるのか、ということをしっかり考えて、心を込めて、歌い、ステージを見せていけたらいいなと思っています。日本デビューを前にしてとてもワクワクしていますし、いい記憶が作れるといいなと思っています」

 ―K―POPの男性バーチャルアイドルグループが日本デビューするのは初めてのようですが、現在の反響や人気ぶりはどのように感じていますか。またPLAVEのみなさんの個性や強みはどんなところにありますか。

 YEJUN「まず、韓国で僕たちがデビューした初期の頃は、韓国でもまだバーチャルグループというのは、人々にとってまだ見慣れないもの、聞き慣れないものであったので、いろいろな制約や偏見があったりもしました。でもそれを、僕たちは自分たちの実力と魅力でPLAVEというグループを知らしめることをしてきたので、それは僕たちにとって大きな挑戦だったと言えると思います。日本においてもまた、僕たちの魅力を皆さんにお見せして、知らせていきたいなと思っています。僕たちが持つ長所、強みでやっぱりまず、一番に頭に浮かぶものは僕たち自らが音楽を作っているということです。これは曲作りだけではなく、振り付けについてもすべて僕たち自らが作り上げているという点が大きな強みかなと思います。またファンの皆さんと本当に真心を持ってちゃんとアプローチできているという点も強みだと思います。バーチャルグループではあってもバーチャルらしからぬ、とても人間的な面があるというところも強みだと思います」

 HAMIN「僕たち自身のストーリー、叙事というものを自ら作っているチームであるというところが強みだと思います。また、最近は特にK―POPのグループの中でも、自らの世界観を持つということがとても大切な要素になっていますが、僕たちは振り付け、音楽、世界観まで自らが作っているというところでそれも明確にできていると思います。PLAVEはPLAVEだ、というカラーがとてもハッキリしていると言えると思います。

また没入感という点も強みだと思います。ファンの方がよく言ってくださるんですが、PLAVEを見ていると、本当にまるで一編のドラマを見ているような感じがすると。その中に入り込めて、そこで感じられるストーリーのみならず、感情までも自分がその中に入っていけると言ってくれます。そこがファンの皆さんが、好きになってくれる理由なのかなと思います。あとは、僕たちのチームワークだと思います。僕たち5人は、本当にお互いを尊重して、お互いにいろんな面で合わせていき、誰はどういうことが好きなのかとか、何がうまくできるということも分かっている。それを分かった上でステージも作り上げているので、いい結果が出せているんじゃないかなと思います」

 ―楽曲を自主制作するにあたって、PLAVEのみなさんが大切にしていることを教えてください。作曲、歌詞、ラップ、振付…。それぞれのこだわりポイントはありますか?

 BAMBY「僕はいわゆる定型的な振り付けよりも、ストーリーテリングを生かした振り付けを考えることに重点を置いています。メンバーそれぞれの長所やダンスの特徴が異なっているので、それをうまく反映させて、よりかっこいい絵作りをする、というのが大切だな、と思っています。僕たちのようなバーチャルアイドルだからこそ、生かせる振付、舞台の効果というものがあると思うんですね。衣装、ダンスも、舞台の装置や仕掛けもいろいろ工夫できるので、どういうところにポイントを置いたらより皆さんの視線を引きつけるものができるか、というところを悩みながら作っています」

 EUNHO「ラップの歌詞作りをするときは、その言葉の持つ肌触りというか、伝わり方というのがすごく大事だと思っていて、一行にちゃんと感情が入るようにするためにはどういう単語を使うのかという単語選びがとても大切だと思います。

自分の中でも、候補としていろいろな単語を挙げて考えてみて、どれを使った時により正確に、かつインパクトを持った表現ができるかということを考えて、メンバーにも相談して選ぶようにしています。作曲をする際に自分が大切にしていることは、自分自身が音楽を聴くのが好きなので、聴いたときにこれはいいな、と皆さんも感じてくれるような曲を作りたいということです。普段からヒップホップやR&B、ロック、ジャズ、エレキ、いろいろななジャンルを聴いて新しいサウンドをたくさん探してPLAVEのスタイルにしてみたらどうなるかな?とインスピレーションを得たりしています」

 ―テラ(地球)に来られたときに、日本を訪れたことはありますか? 思い出を聞かせてください。また日本にいるPLLIの皆さんにはどんな印象を持っていますか?

 NOAH「日本で博多ラーメンを食べた記憶があります。とてもおいしかったです。そして、コンビニの焼きそばパンが大好きで、おいしく食べました。夜の街を歩いたんですがとてもきれいだったなということを覚えています。僕たちの曲で『Chroma Drift』という曲がありますが、それは日本の夜の街がきれいだな、というところからインスピレーションを得て作った曲にもなります。あとは日本にいるPLLIの皆さんは比較的おとなしい感じで、人に対する配慮がとてもあるという印象です。日本デビューを通して、会って実際にありがとうという気持ちが伝えられるんだと思うととてもうれしいです」

 BAMBY「富士山の近くにある温泉に行ったことがあります。以前から露天温泉へのロマンを持っていて、実際に入ってみたらとてもよかったです。空が澄んでいて星もたくさん見えました。

あとはコンビニのチキンがおいしいなと思います。日本にいるPLLIの皆さんも、最初はちょっと恥ずかしがり屋だなという印象はあったんですが、でもどんどん一緒に過ごしているうちに情熱的だなと思うようになりました。皆さんのその情熱に対して僕たちのステージで応えたいなと思います。日本での活動も一生懸命して、日本にいるPLLIの皆さんが、周りにいる人たちに自信を持って『私たちはPLAVEのファンなんだ』と言えるPLAVEになりたいです」

 ―YouTubeコンテンツでは日本語を話す姿もしばしばお見かけします。メンバーのみなさん、日本語はどのぐらい上達しましたか。好きな日本語があれば教えて下さい。

 YEJUN「メンバーはコンスタントに日本語の授業を受けています。普段からちょっと時間があると、日本語の単語を覚えようと頑張っています。日本語の実力はまだ子供ですが、日本語を勉強しているので期待してください。好きな日本語は『サバ』です。魚が好きだからです」

 NOAH「基本の文法から始めているんですが、進化させた次の段階に行くのがちょっと難しいです。勉強を続けているんですが、どうやら僕の日本語の話し方がおじさんっぽいと先生に言われます(笑)。

それはおそらく僕が日本のアニメとか映画が好きで、そういうものを見ながら言葉の勉強をしているからじゃないかなと思います。好きな日本語は『声』です」

 BAMBY「日本語を学びたくて、時間を見つけては勉強を続けています。今は簡単なフリートーキングを練習しています。最近は日本のアニメを見るときに字幕を見なくても言っていることが分かるようになってきて、より楽しくなってきました。日本にいるPLLIの皆さんもより親しみを感じてほしいなと思うので、これからも一生懸命に勉強を続けていきたいと思っています。好きな日本語は『そばにいる』です」

 EUNHO「僕はドラマやアニメを見て単語をいろいろと覚えています。簡単な日本語の文章であれば、今はある程度話せると自信を持っています。もちろん、言い間違いをしたりミスすることもあるかと思いますが、きっとかわいいなと思ってもらえるんじゃないかなと思っています。いつか日本にいるPLLIの皆さんとも日本語で自然とおしゃべりができるように、これからも一生懸命頑張ります。好きな日本語は『同じ場所』です」

 HAMIN「日本語を勉強していますが、文法や発音がまだ難しいです。日常会話はできます。最近は日本語の曲を練習しています。

これからも期待してください。好きな日本語は『推しメン』です」

 ―日本デビューとなるファーストシングルについて、話せる範囲でかまいませんので教えてください。今回解禁される新しい能力や効果はありますか?

 YEJUN「僕たちのデビューシングルのタイトルは『かくれんぼ』です。ネタバレにならない範囲でお伝えすると、今回もPLAVEのアイデンティティとも言えるバンドサウンドをしっかりと取り入れました。日本の皆さんにも親しみやすい楽曲を目指して、たくさん努力しました。ぜひご期待ください」

 EUNHO「“新しい能力”というほどではないかもしれませんが、今回もこれまでにお見せしたことのない演出をいくつかご用意しています。どんな演出なのかは、ぜひ僕たちのライブ配信でリアルタイムでチェックしてみてください!」

 ―日本にいるPLLIの皆さんは、ファンミーティングやコンサートで会える日を待っていますが、そんな日がくることを期待してもいいですか? 日本でやってみたい夢はありますか。

 NOAH「日本でショーケースやファンミーティングをぜひしてみたいです。もちろん、大きな会場でライブをやってみたいです。音楽番組やラジオにも出てみたいです。あとは日本デビュー曲として出る僕たちの曲を聴きながら、日本を旅してみたいなというふうに思います。というのも、きっと僕たちの日本の歌を聴きながら日本をめぐると、また違う感覚があるんじゃないかなと思うからです」

 BAMBY「横浜アリーナなどの大きな会場で、PLAVEのパフォーマンスをしてみたいと思います。あとは、コンサートやファンミーティングもそうなんですが、PLLIの皆さんと一緒に何かを楽しむということをしてみたいですね。きっとそれが長い間ずっと記憶に残るだろうと思います。そして僕も、NOAHさんのように、夜の街をPLAVEの曲を聴きながら歩いてみたいなと思います。PLLIの皆さんがおすすめしてくれる食べ物やデザートなんかも食べてみたいです」

 ―日本デビューを待っていたPLLIの皆さんにメッセージをお願いします。

 YEJUN「日本にいるPLLIの皆さんが僕たちのことを待っていてくれているという情報を聞いて、本当に感謝するばかりです。僕たちも日本で初めて、皆さんにあいさつができるデビューという場があるので、今、一生懸命に準備をしています。どうかご期待ください。僕たちPLAVEのストーリーを日本の皆さんにも伝えたいと思っています。すぐに会いましょうね」

 NOAH「まずは本当に、楽しみにしてくれているたくさんのPLLIの皆さんに感謝します。僕たち最善を尽くして一生懸命に準備をしました。ですから、どうぞご期待ください。愛しています」

 BAMBY「おはよう、PLLI。僕たちは日本に行きます。僕たちのステージを見ると、本当に皆さんビックリすると思います。ステージで輝く姿で、皆さんにお会いしたいと思っています。待っていてください。ありがとうございます」

 EUNHO「日本にいるPLLIの皆さん、僕たちも待ちに待った日本デビューをします。本当に今まですごく会いたかったです。ずっと待っていてくださって心から感謝しています。PLLIの皆さんが幸せそうに笑っている姿を想像しながら練習をし、また曲作りをし、準備をしてきました。だからどうか楽しみにしていてください。きっと楽しくて幸せな思い出ができると思います。すぐに会いましょうね。愛しています」

 HAMIN「日本のファンの皆さん、ほんまに会いたいです。ファンの皆さんが僕たち向けて送ってくださった愛情、そして応援を僕たちはステージを通してその気持ちに応え、また恩返しをしたいと思います。本当に僕たちがどれだけ真剣に取り組んでいるかということを分かっていただけると思います。もう少し待っていてくださいね。ステージで皆さんに会えるのを楽しみにしています。愛しています」

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