深田恭子(42)、石原さとみ(38)らを輩出した「第47回ホリプロタレントスカウトキャラバン」(TSC)が、スカウトキャラバン史上初めて男性ボーカルに特化したオーディションを開催することが30日、分かった。
1976年に始まり(第1回グランプリは榊原郁恵)、半世紀近い歴史を誇るTSCが男性ボーカリストの発掘を目指す。
この秋、Xでオーディションの密着番組を配信予定。海外ではスポーツ番組が配信されているが、オーディション番組の配信は世界初。ホリプロは「推し活市場で最もホットなSNSがX。(日本での)ユーザーの普及率を考え、世界初の試みに踏み切ることにしました」と説明した。
今回はエイベックス・ミュージック・クリエイティヴとの共催になる。KIRINJI、MONKEY MAJIKら11人がクリエイティブサポーターとして選考期間中の課題曲の制作などを行い、TSCをバックアップ。グランプリ受賞者にはホリプロとの専属契約、同社とエイベックスのレーベル「+WHAX(プラスワックス)」からのメジャーデビュー(時期未定)が特典として与えられる。
募集はユニット(人数未定)の結成を見据えたものになるが、応募者の個性や才能を最大限に発揮できるような形を想定。シンガー・ソングライターやデュオ、バンドなど、様々な形態を模索しながらオーディションを進めていく。これまではじっくりと時間をかけて育成していく「ダイヤの原石を発掘すること」が大きなテーマだったが、今回は一転し、即戦力を狙うという。
実行委員長を務める同社の松永吉晴氏は「47回の開催実績と経験、確かな自信を持つホリプロがあなたの『夢』を現実にします。誰かと比べなくていい! あなたらしく、ただ歌ってください。あなたの中に眠る“魅力”と“個性”を、私たちが必ず見つけ出します」とコメントした。
◆応募概要 対象は今年4月2日時点で、満12歳~満22歳までの男性。国籍は不問。応募期間は5月1日から6月30日まで。選考期間は6月~12月を予定。書類選考、対面での歌唱審査、複数回の国内合宿審査を経て、12月末に決戦大会が行われる。応募は特設の公式LINEアカウントから受け付ける。