浦和のマチェイ・スコルジャ監督が1日、東京V戦(3日・埼玉)に向けた記者会見に臨んだ。4連勝中と波に乗り、16年以来9年ぶりの5連勝を目指す一戦に「非常にタフなタスクが待ち受けている。

(東京Vは)組織的にハードワークをするチーム。若く野心的な選手が多く、ファイナルサードを崩すのは難しい。前回対戦では綱島選手の2得点で敗戦しました。セットプレーでも気をつけないといけないチーム」と、昨季10月の対戦ではDF綱島悠斗に2ゴールを許して敗れた(1●2)相手に警戒心を強めた。

 4連勝中は先発を固定し、チームの戦い方が定まりつつある浦和。ただ5月は7試合が予定されている中で、指揮官は「ここ4試合は先発を固定してきましたが、5月いっぱいそれができるとは思っていません。5月はより多くの選手をごらんになると思います」とローテーションも視野に入れた。負傷離脱中のMF安部裕葵については「複雑な状況。少し時間が必要になります」と明かしたが、そのほかの選手については、練習試合なども通じてコンディションを上げている選手も多いという。

 東京V戦は「東京V戦 ゴールデン GoGoReds!デー」として、小中高生指定席はビジター除く全席を550円で販売する。4月30日時点ですでに5万枚が発券されている。スコルジャ監督は、自身の子供時代のヒーローについては「ディエゴ・マラドーナが私のヒーローでした。

そのあとはドイツ代表主将のマテウスです。マラドーナとマテウス、あとロベルト・バッジオ」と名前を挙げた。

 初めてJリーグを観戦する子供たちの来場も予想される一戦を前に「攻撃的な魅力的なサッカーで、たくさんのゴールを見せたい。ただ強い相手との対戦だということも忘れてはいけない。内容と結果を約束することはできませんが、選手たちがベストを尽くすことは約束できます」と語った指揮官。大観衆の前で5連勝をかけた一戦に臨む。

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