歌手の三浦大知が1日、千葉・船橋市のLaLa arena TOKYO―BAYで全国ツアーのアリーナ公演を行った。

 ソロデビュー20周年の節目に17都市21公演をめぐる集大成のツアー。

1月から回ってきたホールツアーの演出面をさらにブラッシュアップさせる形となっており、6月25日発売の両A面シングルに収録される「Horizon Dreamer」にちなんだセンターステージや曲がりくねった花道などの舞台装置のほか、スクリーンに太陽が現れる演出など、アリーナらしい演出が随所に込められた。

 豊かな声量にクオリティーの高いダンススキル。ステージを所狭しと縦横無尽に駆け抜け、「能動」「好きなだけ」など28曲を披露。ダイナミックなパフォーマンスを披露した。

 今回のアリーナ公演は、スケジュールや立地の兼ね合いから集客の出足が鈍く、先月9日には三浦自らがインスタグラムのライブ配信で「僕力不足で、チケットが半分ぐらい余ってます」と正直に告白し、集客を募ったことでも話題となった。呼びかけの効果で売れ行きは急激に伸び、“ほぼ完売”に近い2日間で1万4000人を動員。ファンとの絆の深さを伺わせた。

 ファンからの熱い歓声や拍手に耳を傾け、かみしめるように客席を見回した三浦は「ライブって、皆さんの人生があるなかで、スケジュールを都合してくれたり、いろんなドラマがある中で来て下さっている。この時間、この場所、この空間、このライブを選んでくれてありがとうございます」と感謝。「Horizon―」の歌詞にちなみ「また新天地でお会いしましょう!」と再会を約束。この日の公演に足を運んだ今公演のために未発表曲の両A面曲「Polytope」も初披露し、プレミアムな機会をファンと分かち合っていた。

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