国内外で重賞4勝を挙げ、「プボくん」の愛称で親しまれたディープボンドが、5月3日の京都1Rで誘導馬デビューを果たした。

 出走馬が馬場入りした後、列の最後方で登場。

土曜の1Rにもかかわらず、多くのファンがウィナーズサークルに集まり、その姿を待ち構えていた。現役時代は艶やかな青鹿毛の馬体が特徴的で、ファンからは「こしあんボディー」と称されたが、ややスリムになった印象。馬場には入場せず、検量室付近で周回し、“メイクデビュー”を終えた。

 ディープボンドは昨年の有馬記念(13着)を最後に現役を引退。12月25日に栗東トレセンを退厩し、その後京都競馬場で誘導のための練習に励んでいた。明日行われる天皇賞・春には4年連続で出走し、21~23年は2着、24年は3着と好走。縁の深いG1の週に、第二の馬生をスタートさせた。

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