国内外で重賞4勝を挙げ、「プボくん」の愛称で親しまれたディープボンドが、3日の京都で誘導馬デビューを果たした。1Rはテンションが高く、検量室付近の周回にとどめたが、2Rから馬場入り。
4Rでは、かつて調教役だった谷口助手と再会。「感動…。こんな日が来るとは」と胸を熱くさせた。天皇賞・春には4年連続で出走し、21~23年は2着、24年は3着。同助手は「もう着順はつけられないけど、ここで一番になってほしい」と熱いエールを送った。
4日は休憩を挟みつつ登場予定で、縁あるG1で誘導を行う可能性もある。乗馬センターの惣田雄一さんは「後半はだいぶ、止まって周りを見る余裕もできていた。初日にしてはかなり良かった」と感心。「より盛り上がってくれれば」と願った。
(水納 愛美)