京都11R・天皇賞(春)・G1・馬トク激走馬=ブローザホーン

 過去10年のうち、阪神開催を除く8回は京都競馬場で行われ、キタサンブラック(16年、17年)、フィエールマン(19年、20年)が連覇。カレンミロティック、シュヴァルグラン、ディープボンドが複数回、馬券に絡むリピーター優位の一戦で、昨年上がりNO1の脚で2着に突っ込んだこの馬の存在感が増してくる。

 前哨戦の阪神大賞典は行き脚がつかず、スローペースのなか後方から追い上げ3着も、吉岡調教師は「今年の方が内容は良かったです。去年はもう少しかかっていたし、長距離への対応力が上がってきています」と前を向く。斤量59キロを背負い、切れが鈍ったのは仕方がない。

 前走後は4月10日に外厩・チャンピオンヒルズから帰厩し、直前は坂路を56秒0―13秒5。実質的な最終追い切りは先週末に終わらせており、予定通りの軽めだったが、シャープな脚さばきで、コンディションは前走より一段上がっている。絶好の3番枠から、菅原明良騎手とのコラボで今年こそ目指すは頂点だ。

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