アイドルグループ「WEST.」が4日、主演映画「裏社員。―スパイやらせてもろてます―」(瑠東東一郎監督)の公開記念あいさつを都内で行った。
建設会社のスパイ会社員たちがミッションのため商店街に潜入するアクションコメディー。藤井流星は「久しぶりに7人でお芝居できるっていう環境を与えてもらったことに感謝だなって思う」と喜ぶと、神山智洋も「グループとしても11周年を先月迎えまして、メンバーそれぞれが個人の活動もお仕事させていただいている中で力をつけて、また7人で集まって一つの作品を作っているということが本当に感慨深い」と語った。
7人はそれぞれ濃いキャラクターを演じているが、物事に精通している詳敷(くわしき)を演じた濱田崇裕は「僕がやらせてもらった役の中で一番難しかった」と苦労を明かしつつ「(神山が演じている)宝田がやりたすぎて、本読みの段階で宝田のセリフを言おうとした」と“横取り疑惑”を告白。「宝田のアイデアを本読みで持って行ったのに、急きょ詳敷って言われたから…」と困惑ぶりを明かすと「急きょじゃないよ!」と総ツッコミを浴びた。
この日は全国の映画館と中継をつないでのライブビューイングも実施。重岡大毅は「僕たちも20年近く一緒に、家族より一緒にいる仲間。この映画も『仲間』がテーマで、一緒にいた時間っていうのは何物にも代えられない宝物であるし、役作りでは作れないエネルギーっていうのがこの映画にあふれていると思う。WEST.の詰まっている全員主演の映画を隅から隅までひとりひとりに体験していただきたい」と思いを込めた。