◆第171回天皇賞・春・G1(5月4日、京都・芝3200メートル、良)

 伝統の長距離G1は古馬15頭立てで争われ、1番人気のヘデントール(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ルーラーシップ)が、最後の直線で抜け出すと、たたき合いを頭差で制して、ダイヤモンドSからの重賞2連勝でG1初制覇を果たした。今回の短期免許取得初週だったダミアン・レーン騎手は23年日本ダービー(タスティエーラ)以来のJRA・G1・6勝目。

木村調教師は天皇賞・春初制覇で、JRA・G1は今年のフェブラリーS(コスタノヴァ)以来の13勝目。勝ち時計は、3分14秒0。

 最後まで競り合った2着は6番人気のビザンチンドリーム(アンドレアシュ・シュタルケ騎手)、3着は4番人気のショウナンラプンタ(武豊騎手)だった。

 ダミアン・レーン騎手(ヘデントール=1着)「道中もすごくいいスペースに入って、直線でもすごくいい手応えで、ビザンチンドリームが来たけど、いいファイトをしてくれました。スタートも良くて、3コーナーまでインでいいところではまったし、折り合いもスムーズに直線を迎えられました。まだ4歳、体も精神状態も若いので、成長すればもっといい馬になると思います」

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