天皇賞・春・G1(5月4日、京都・芝3200メートル、良)は1番人気のヘデントール(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ルーラーシップ)がダイヤモンドSからの重賞2連勝でG1初制覇を果たした。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げ。

2005年の同レースをスズカマンボで制している元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が4日のレース直後に自身のX(旧ツイッター)でレース分析を投稿した。

 安藤氏は、初騎乗のヘデントールをG1初制覇に導いたレーン騎手の手腕を称賛した。「今日の競馬見とると中距離G1にも対応できる。レーン上手いな。初騎乗でも焦んないし、瞬発力を信じて待ってから追い出しとるもん。あの一呼吸が最後のアタマ差で、馬の将来にも繋がる」と指摘。惜しくも2着に敗れたビザンチンドリームに関しては「来る時の末脚が凄い。適性を見極めてサウジから更に状態上げた陣営に天晴れ」と用意周到に本番を迎えた陣営の努力をたたえた。

 また、3着に入ったショウナンラプンタには「ユタカちゃんが前走で手の内に入れてた。してやったりかと思ったけど、先着された2頭が一枚上やったね」と分析。2番人気で4着に敗れたサンライズアースについても「結果論やが、逃げても良かった。押しての反応とか見ると、追いかけられたほうが頑張りそう。

気性的に晩成タイプやろし、コンビ継続で成長していってほしい」と次回以降の奮起に期待していた。

編集部おすすめ