女優の蒼井優(39)が、映画「そこのみにて光り輝く」、「ぼくが生きてる、ふたつの世界」などで知られる呉美保監督(48)の最新作「ふつうの子ども」(9月5日公開)に出演することが4日、分かった。

 嶋田鉄太(11)、瑠璃(11)、味元耀大(12)の子役3人が主役を務め、呉監督が「ありのままの子どもを思いっきり描きたい!」という思いを込めた物語。

蒼井は小学4年生の上田唯士(嶋田)の母・恵子を演じる。実生活では2022年に夫の南海キャンディーズ・山里亮太(48)との間にもうけた第1子の長女を出産。その後出演したNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の役柄では娘が生まれたが、映画での母親役は出産後初めてとなる。

 蒼井演じる恵子は、育児に悩みながらも、我が子を信じ、褒めて伸ばそうとする。「台本に詰まっている、夏の匂い、陽射(ひざ)し、足音、湿度、勢い。これらを全て映画館で体感できたらと思いました。完成した映画は、台本で感じた以上の夏でした」と愛着たっぷり。さらに「スクリーンに映る彼らの夏であり、30年前の私の夏であり、娘の未来の夏だと思いました。ご覧になるみなさんが、どんな夏を感じられるのか、とても楽しみです」と期待を込めた。

 ほかに風間俊介(41)が唯士の担任教師・浅井役、瀧内公美(35)が心愛(瑠璃)の母・冬役で出演する。

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