◆プロボクシング ▽WBO世界フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者ラファエル・エスピノサ (7回TKO) エドワード・バスケス●(4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス T―モバイル・アリーナ)
スーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)の挑戦を受ける統一戦のセミファイナルで行われたWBO世界フェザー級タイトルマッチは王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)がWBO同級10位エドワード・バスケス(米国)に7回TKO勝ち。3度目の防衛に成功した。
身長185センチとバスケスより15センチも高いエスピノサは、188センチと長いリーチを生かしてワンツー、ボディー、アッパーと序盤からパンチを打ち込んだ。7回、ボディーを効かせると一気にラッシュ。レフェリーが試合を止めた。
「タフな相手だと分かっていた。ものすごく力を発揮しないと勝てないと最初から分かっていた。ボディーを着実に当てていけば勝てるとアドバイスをもらっていた」とエスピノサ。「ファンのために素晴らしい試合を見せたかった。私はメキシカンで、これがシンコ・デ・マヨの週末なので、この結果は当然です」と胸を張った。
今後については「ベストなやつに勝たなきゃいけないことはわかっている」とエスピノサ。リングアナウンサーから井上尚弥との対戦について聞かれると、「井上尚弥とやる(戦う)ということが一つの目標。私はやるべき時にきっちりやります」と“モンスター狩り”に意欲を見せた。