◆第30回NHKマイルC・G1(5月11日、東京競馬場・芝1600メートル)

 トライアルのニュージーランドTで3着だったコートアリシアン(牝3歳、伊藤大士厩舎、父サートゥルナーリア)は、昨年6月に今回と同じ東京芝1600メートルで新馬戦を勝利。上がり3ハロン最速となる33秒3の末脚を使い5馬身差抜け出す圧勝で、高いコース適性をうかがわせた。

伊藤大調教師も「新馬戦は内容もラップもすごく良かった。東京に替わってワンテンポ、ツーテンポ追い出しを遅らせられると思うので、この馬の脚を生かせられれば」と自信をのぞかせる。

 4月30日の1週前追い切りでは、美浦・坂路を53秒2―12秒1でスムーズに駆け上がり状態面も上々。トレーナーは「しまいはアクションをさほど起こさなくても楽に動けて状態はいい。前走の追い切りで弾むような走りが戻ってきていて、久々にこの馬らしい走りができた。望みをもって競馬へ向かえる」と言葉に力を込めた。

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