◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇井上尚弥(8回TKO)ラモン・カルデナス●(4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス T―モバイル・アリーナ)
【ラスベガス(米ネバダ州)4日(日本時間5日)=勝田成紀】世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(32)=大橋=が、挑戦者のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29)=米国=に8回45秒TKO勝ち。2回にカルデナスにダウンを奪われたものの、ポイント的には井上の完勝だった。
ジャッジペーパー(スコアカード)を見ると、7回までの採点ではジャッジ3人とも68―63で井上を支持していた。初回は10―9で井上も、2回はダウンを奪われたこともありカルデナスに10―8がついた。だが、3回以降はすべて井上のポイント。ダウンを奪い返した7回は10―8で、3人のジャッジは全てのラウンドで全員が同じ採点だった。
戦績は、井上が30戦全勝(27KO)、カルデナスが26勝(14KO)2敗。