プロバスケットボール男子Bリーグのチャンピオンシップ(CS)進出会見が5月5日、都内で行われ、進出8チームの代表選手が登壇し、意気込みを語った。

 史上最多3度目のBリーグ王者を目指す宇都宮(東地区1位)の小川敦也は、「昨シーズン、1回戦で負けてしまったことと、チームとしてはつらいことが起きてしまってケビン(・ブラスウェル)ヘッドコーチと、今のジーコ(・コロネル)ヘッドコーチがつくり上げてくれたバスケットボールを、自分たちが体現して、そこで優勝したいなと思っています」と誓いを立てる。

 チームに衝撃が走ったのは2月24日。2023―24シーズンから宇都宮のコーチに就任し、今シーズンから監督としてチームを指揮していたケビン・ブラスウェル氏が亡くなった。選手たちは動揺したが、ベテラン、田臥勇太らの支えなどもあり奮起し、再び目標に向かい歩き出した。小川は「練習復帰してから(田臥)勇太さんが『このまま下を向いていることはケビンが望んでいない。自分たちのバスケットをして優勝しよう』という声かけをしてくれて、今はチームが一丸となって優勝を目指しています」と前を向いた。

 準々決勝の相手は三河。小川は「ディフェンスが自分たちの強み。それを出せたらなと思います」と気持ちを高めた。

 CSは5月8日から準々決勝、5月16日から準決勝、5月24日から決勝が行われる。試合はすべて2戦先勝方式。

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