◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 〇井上尚弥(8回TKO)ラモン・カルデナス●(4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス T―モバイル・アリーナ)

 米ラスベガスで統一王座防衛に成功した世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(32)=大橋=が5日、自身のSNSにWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29)=米国=に8回45秒TKO勝ちした喜びとファンへの感謝を投稿した。

 井上は「応援ありがとうございました!!! エキサイティングな試合で締めくくる事ができました笑 ゴールデンウィークには魔物が潜んでいるのかも…」と、昨年5月に東京ドームでルイス・ネリ(メキシコ)に続き、この日も2回にダウンを喫したことを自虐的に振り返った。

 井上はリング上で次戦についてはWBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と9月に対戦することを明かしたが「少し休んで9月に向けてまた頑張ります!」と意欲を示した。

 今回、ラスベガスには大橋ジムの大橋秀行会長を始め、弟の前WBA世界バンタム級王者・井上拓真、いとこの元日本&WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者・井上浩樹ら大橋ジム勢が現地でサポート。拓真は試合後、Xで「心臓に悪い とりあえず流石ですわ」(原文ママ)とダウンにひやひやしながらも兄の強さに感心する投稿をアップ。尚弥は「このチームは最強に心強かった。ありがとうございました!」とチームへの感謝も忘れなかった。

 戦績は、井上が30戦全勝(27KO)、カルデナスが26勝(14KO)2敗。

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