アーティスティックスイミング(AS)の日本選手権最終日が5日、東京アクアティクスセンターで行われ、7月の世界選手権(シンガポール)代表がエキシビションを行った。アクロバティックルーティン(AR)の「アリゲーター」を披露。
チームはカナダ・マーカムで行われたW杯から4日の夜に帰国。宮川HCが「寝られていない選手もいるかも」という中、国内での貴重な実戦の場を積んだ。得点源となるリフト技など、他国と比べると「世界はもっと前に行っている。強豪国はこんなものではない」とHC。主将の佐藤友花も「日本はまだまだ簡単なアクロバティック。誰でもやっているようなアクロバティックでさえ失敗しているので、自分たちができるものから成功率を上げる練習をしています」と危機感をつのらせた。
W杯カナダ大会では、テクニカルルーティンでは2位となったが「ロシアも中国も出ていないので。そういうところが出てくると、メダルには届かない位置にいってしまう」と宮川HC。ARは体格差で劣る日本にとって、課題の種目でもある。佐藤は「跳んだり立ったりする選手が安心して立てる土台にしないといけないのに、まずそこが不安定。