◆第37回かしわ記念・Jpn1(5月5日、船橋競馬場・ダート1600メートル、良)

 ダートのマイル路線で春の大一番に10頭が出走し、2番人気で川須栄彦騎手とコンビのシャマル(牡7歳、JRA栗東・松下武士厩舎、父スマートファルコン)が2番手から押し切って、連覇でG1級2勝目を飾った。2年連続のVはエスポワールシチー(09、10年=12年にもV)、コパノリッキー(16、17年=14年にもV)、ゴールドドリーム(18、19年)に続く4頭目。

これで重賞は8勝目となる。勝ちタイムは1分39秒2。

 同馬は不良馬場で行われた昨年の同レースで逃げ切って2馬身半差でV。今春の黒船賞で3連覇を飾り、続く船橋でのJpn1で今年も結果を出した。

 逃げたウィリアムバローズ(坂井瑠星騎手)が5番人気で2着。単勝1・5倍で圧倒的1番人気のコスタノヴァ(ダミアン・レーン騎手)は3着で、馬券圏内をJRA所属馬が占めた。

 川須栄彦騎手(シャマル=1着)「本当に馬に感謝という気持ちで、最高ですね。うれしいです。(パドックでまたがった感触は)本当に素晴らしい状態だったと思います(2番手から進める展開になった)ある程度、前めでの競馬になると思っていたのですが、他馬のことは考えずシャマルと息を合わせることに集中していました。(道中は)終始、抜群の手応えでしたし、雰囲気良く直線を迎えることができました。(直線では)前の馬も非常にしぶとかったですし、後ろからも差し込んでくる馬がいると思っていたので『負けてたまるか!』という気持ちでした。(ゴールしたときの気持ち)最高でした。

(シャマルにかける言葉は)本当にいつもありがとうという気持ちしかないです。(7歳で連覇)まだまだ活躍できると思いますし、僕自身、この馬と一緒にいろいろなところを勝っていけたらと思っています。きょうはゴールデン・ウィークのなか競馬場にお集まりいただいてありがとうございます。シャマルのことを応援していただいた方、本当にありがとうございます。これからも頑張っていくので、応援をよろしくお願いします」

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