◆第42回エプソムC・G3(5月10日、東京競馬場・芝1800メートル)

 素質馬が軌道に乗ってきた。第42回エプソムC・G3(10日、東京)に出走するドゥラドーレスは、前走の小倉日経賞でオープン初勝利。

上がり最速35秒1の脚で大外から差し切る完勝に、宮田調教師は「いい勝ち方で、やはり力があるなと思いました」と声を弾ませた。

 22年の菊花賞で4着に入り活躍を期待されるも、23年8月に右前脚の屈腱炎が判明し1年4か月の休養。その後も間隔を空けたローテーションとなり、6歳でもキャリアはまだ9戦で若々しい。

 1週前追い切りの1日には美浦・Wコースでの併せ馬でラスト1ハロン11秒0と抜群の伸びを披露。「前走の方が覇気があったし、いい時はもっと楽にとりついてこられるので」とトレーナーは厳しいジャッジを下したが、それだけ期待が大きいということ。22年の毎日杯(3着)以来となる1800メートルには「久しぶりですけど、問題ないと思います」と不安はない。重賞初制覇のチャンスは十分だ。

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