バドミントンのジャパン・オープン(7月、東京体育館)の開催発表会見が6日、都内で開かれ、女子シングルスで世界ランキング4位のエース・山口茜(再春館製薬所)、男子シングルスで同8位の奈良岡功大(NTT東日本)が意気込みを語った。昨年大会で同種目の大会史上最多に並ぶ4度目の優勝を飾った山口は「初めて優勝した国際大会で特に思い入れのある大会なので、今年も応援していただいている皆さんと一体となって、楽しめるように頑張りたい」と意気込んだ。

 8強入りしたパリ五輪直後の昨年大会は、コンディション調整が難しい中だったが、日本勢で全種目を通じて唯一、決勝に進出。当時同14位のブサナン・オンバンルンパン(タイ)を2―0で下した。ホームの大歓声を感じながら、同種目では1982年、86年、87年、89年大会を制した李玲蔚(中国)に並ぶ大会史上最多に並ぶ4度目Vの快挙だった。「応援して下さる皆さんと一緒になって戦えた感覚があった。今年も見て下さる方も入り込めるようなプレーをしたい」と決意を新たにした。

 昨年大会で4強の奈良岡は「国際大会での優勝がまだないので、今年は優勝を目指して、ファンの皆様の期待に応えたい」と目標を掲げた。ラリーで粘るプレーに加え、多彩なショットが武器。「奈良岡クロスを見て欲しい」と笑顔でアピール。低い打点からバックハンドのクロスネットで、相手のタイミングを外すトリッキーな得意技だ。国内で行われる国際大会で、世界屈指の美技で観客を沸かせる。

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