◆第25回名古屋グランプリ・Jpn2(5月6日、名古屋競馬場・ダート2100メートル、不良)

 古馬中距離の交流重賞は12頭(JRA5、名古屋5、他地区2)で争われ、1番人気でJRAのサンライズジパング(牡4歳、栗東・新谷功一厩舎、父キズナ)が、4角先頭から押し切ってV。不来方賞、みやこSに続く重賞3勝目を挙げた。

JRA所属馬は2002年の第2回から23回連続の勝利(05年は降雪のため中止)となった。勝ちタイムは2分13秒2。

 栗東・音無秀孝厩舎の定年解散後、転厩初戦となった前走の川崎記念3着から巻き返した。3戦ぶりにコンビを組んだ坂井瑠星騎手は同レース初勝利。

 2着は4番人気で高知のシンメデージー(吉原寛人騎手)、3着は2番人気でJRAのノットゥルノ(武豊騎手)が入った。

 坂井瑠星騎手(サンライズジパング=1着)「強かったです。返し馬からすごく良くなっているの感じました。ちょっと難しい展開になりましたけど、自信を持って、この馬の力を信じて乗りました。強い4歳世代、ダートのトップレベルの馬で、前回乗せてもらった時は勝てなかったんですけど、重賞で戦っていける馬と感じてました。今日は力通りだったと思います。(ポジションは)決めつけずに、この馬のリズムで運んでどこから動いていくかというところ。乗りやすい馬ですし、エンジンのかかりが遅いところがあるので踏み遅れないようだけ気をつけました。

(ゴールの瞬間は)たくさんお客さん来てくれて、歓声も聞こえていましたし、うれしかったですね。(馬は)まだ良くなる余地もある。まだ勝てていないG1タイトルを取らせてあげたいなという気持ちが強いです。(自分自身は)名古屋競馬場で重賞を勝つのは初めて。おじいちゃんが名古屋で昔、厩務員をやっていて、思い出深い競馬場でもあるので、また重賞を勝てるように頑張ります」

編集部おすすめ