アイドルグループ・嵐が6日、有料のファンクラブサイトで解散することを発表した。来春にコンサートツアーを行い、有終の美を飾る。
嵐は2019年1月27日に2020年12月31日をもってグループ活動を休止をすることを電撃発表。75分におよんだ当時の会見内容を振り返る。
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休止のきっかけとなったのはリーダー・大野智の思いだった。17年6月16日にメンバー全員で仕事の前乗りでホテルに宿泊した際、大野が「ホテルでちょっと話したいことがある」と自身の部屋に呼び出した。たわいもない会話をしていたがタイミングを見て「集まってもらったのは自分の気持ち、思いを話したいことがある」と切り出した。
二宮和也は翌日の自身の誕生日を祝ってくれるものだと思っていたと回想し、衝撃だったと表現した。大野は「自由に生活が一回してみたい」と伝え、「自分だけ休もうなんて無責任なことは言えない。事務所を辞めるしかないと思った」と自身の脱退と退所の考えを打ち明けたが、その後に1年間、5人での話し合いが行われた。
話し合いでは大野がメンバーそれぞれの思いを聞いた。しかし、大野以外の4人は5人での活動にこだわり、櫻井は「みんなの気持ちが同じ場所に着地すること。真ん中をどこにするかという話を常にしていた。そんなバカな話はあり得ないとひっくり返す人はいなかった」と当時を振り返った。
活動再開への可能性について問われると相葉は「デビューの時に僕が『世界中に嵐を巻き起こしたい』って言って始まった20年だったけど、まだ巻き起こせていないと思う。リーダーがまた同じ方向を向いたときはいつの日か」と話すにとどめ、松本潤も「リーダーだけじゃなく、メンバー、嵐という言葉以外ない。家族とも友達でもない。それ以上じゃないですかね」と口にした。