俳優の井上芳雄が6日、東京・明治座でミュージカル「二都物語」(7~31日)の公開稽古に浦井健治、潤花らと出席した。

 18世紀のイギリスとフランスの2国間で起こる美しく壮大なロマンスを描いたミュージカル。

日本では2013年に帝国劇場で初演され、井上と浦井が続投して12年ぶりの再演となる。主人公の弁護士、シドニー・カートン役の井上は帝劇が改装中のため、明治座での公演となることに触れ「濃密なドラマがあるので、空間がギュッとなっていると、よりお客様にお届けできる。劇場に合っている」と作品との相性の良さを強調した。

 井上と浦井は日本ミュージカル界を引っ張る二枚看板だ。井上が「12年ぶりの再演で浦井くんも大人になって、立派な俳優になられて、頼もしい。付き合いが長いので、もう無駄な話をしない。全部言わなくても分かる」と言えば、浦井も「芳雄さんは肩の力が抜けて、進化を続けていらっしゃる。兄貴、先輩として背中の大きさが頼もしい。付いていきたい」と信頼を明かした。

編集部おすすめ