将棋の西山朋佳女流三冠=白玲、女王、女流王将=が7日、第33期倉敷藤花戦トーナメント戦を欠場し、不戦敗となった。連盟関係者によると、欠場の申し出は対局開始直前だったという。
先月23日、体調不良のため女流王位戦を辞退。同日中に自身のX(旧ツイッター)を更新し「早急な手術および入院が必要となりました」と説明し、同28日の清麗戦本戦1回戦も不戦敗となった。しかし今月2日、第52期女流名人戦の女流名人リーグで復帰。本拠地ではなく、地元・大阪の関西将棋会館での一局はいす対局で行われ、大島綾華女流二段相手に敗れた。
同日の対局では顔色も悪く本調子ではなさそうにうかがえたが、今月5日にはXで「ひとまず復帰しました。ご心配おかけしました。この間にご迷惑をおかけした皆様にお詫び申し上げます」と謝罪。「まだ全快とはいきませんが、少しずつ活動を元通りにしていければと思っております。まずは半年で6キロ増えた体重と向き合うことから始めたいです」と意気込んでいた。
次の対局は、18日に行われる自身8連覇がかかるマイナビ女子オープン五番勝負の第3局。11日には大阪・関西万博で室谷由紀女流三段とトークショーを行うことになっている。