アニメ映画「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」が4月18日から5月6日までの19日間で興収104億円、観客動員726万人を突破したと7日、配給の東宝が発表した。100億円の大台突破はシリーズ3作連続となる。

 公開から19日間での100億円突破は、22日間で達成した前作「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」より3日早い記録となり、約158億円の歴代最高成績の更新も狙える快進撃だ。本格ミステリーだけでなく、ド派手なアクション、さらには恋愛模様など、さまざまな角度から高い支持を集めている。

 ◆「名探偵コナン 隻眼の残像」 長野県・八ヶ岳連峰未宝岳。長野県警の大和敢助が雪山で“ある男”を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に。気をとられた瞬間、“ある男”が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまい―10か月後。国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣が現場へ駆けつけた。事情聴取のさなか天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだす…。その夜、毛利探偵事務所に、小五郎の警視庁時代に仲の良い同僚だった“ワニ”と呼ばれる刑事から電話が入った。未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があったという。後日会う約束を交わした小五郎にコナンもついて行くが、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然響き渡った銃声―。ゲスト声優は山田孝之、山下美月。

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