人気アイドルグループ「嵐」の聖地として知られる、東京・神楽坂の「毘沙門天 善國寺」の嶋田尭嗣住職が7日、嵐の活動終了発表への思いを語った。
嵐は6日、有料ファンクラブサイトで5人そろって顔を出して動画に登場。
同寺は、二宮和也が2007年に主演フジテレビ系ドラマ「拝啓、父上様」や、相葉雅紀の18年主演テレビ朝日系ドラマ「僕とシッポと神楽坂」が神楽坂が舞台だったことなどから、ファンの間で“嵐の聖地”として話題に。ライブ当選祈願や、20年末の活動休止後も活動復活への願いをファンが絵馬につづるために訪れていた。
電撃発表から一夜明けたこの日、嶋田住職はスポーツ報知の取材などに応じた。嵐の活動終了について「残念だけど、個人として活躍していくだろうから。それに、いつかどこかで再集結するかもしれないし。応援したい。いつまでも仲良く友達同士でいて欲しい。それと健康に気をつけて末長くそれぞれ頑張って欲しい」と5人の未来へエールを送った。
二宮が主演した07年ドラマ「拝啓―」では、キャスト陣の休憩室として同寺内を提供したという。住職がドラマの打ち上げに呼ばれた際の、二宮の人柄が印象深いようで「ちょこちょこと寄ってきて『ご住職、長い間お世話になりました』と直接言ってくれた。
ファンに聖地として知られるようになってから、参拝客も増加し「若い女性や親子の姿が多くなりました。絵馬の売り上げは倍増しましたね」と“嵐効果”を実感。「東京ドームも近いので、ライブの前後にお参りにきて『また会えますように』と絵馬を書いていらっしゃる方が多くて。たくさんの方に来ていただきました」と感謝する。
テレビ番組のロケなどで、メンバー全員と対面する機会もあり「皆さんサービス精神旺盛。ファンを大事にしてることがよく伝わりました」と回想。来春はコンサートを予定することから「できることなら、(来春予定の)ライブの成功祈願をしに、嵐の皆さんみんなそろって来て欲しいな」と願っていた。