来年5月末をもって活動終了を発表した嵐が、来春に行うラストツアーの候補地に国立競技場が入っていることが7日、分かった。
6日に有料ファンクラブサイト内で公開された動画で、松本潤(41)が「様々な人のお力をお借りしながら準備に入っていますが、現段階でその全てをお伝えできる状況にはありません」と話した通り、まだ詳細は固まっていないが、関係者によると、ツアー開催地の有力候補として国立が含まれていることが判明した。
嵐にとって、縁深い地だ。改修前の2008年から6年連続で単独公演を開催。コロナ禍のため、無観客配信となったが、20年11月に改修後初めて同所でライブを行っている。
活動を再開させた大野智(44)の「みんなで出した結論は、もう一度集まって、嵐としてのコンサートを行い、コロナによって叶(かな)えられなかった、ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということ」という言葉通り、国内最大規模、約7万人のファンで膨れ上がった聖地で再会したい思いは、メンバーとファンの共通した願いでもある。
陸上競技やサッカーなどスポーツ競技で主に使用されるため、ライブができるのは年間数組が通例。19年の改修後に有観客ライブを行ったのは、矢沢永吉(22年)、Ado(24年)、Snow Man(25年)の3組。超一流のみが立てるステージであり、スケールも規格外だが、歴代最多15公演(配信除く)の経験、ライブ演出を手掛ける松本がSnow Manのライブ監修を務めており、準備は万全。今後、5人はファンクラブ内で更新される動画の企画や撮影を行い、ツアーの準備を並行させる。「ホーム」とも呼べる思い出深い地で、嵐とファンの夢の続きが紡がれる。