女優の松坂慶子、大原櫻子が8日、東京・有楽町の「I’M A SHOW」でミュージカル「幾光年 THE MUSICAL―Light Years―」(7月31日、8月1日)製作発表記者会見に出席した。

 長崎の被爆をモチーフにし、被爆2世が孫に過去を語りながら亡き人が生きた足跡を回想する物語。

作曲家の都倉俊一氏が演出を手がける。

 被爆2世のハナを演じる松坂は「長崎は祈りの地であって、原爆の被爆という大変な経験をした大変な地でもある。戦争の起こしたこと、長崎の地の方たちを知る旅に出るんだなと思います」としみじみ。「心して演じさせていただきたいと思います」と気を引き締めた。

 ハナの孫を演じる大原櫻子は「昨日も台本をずっと読んでいたんですが、よく歌うしよく笑う。今から稽古が楽しみです」と期待感を吐露。自身の祖母が原爆で亡くなっていたことを明かし「親近感を持って台本を読ませて頂きました。こういう作品に出られることは、感謝して覚悟して臨みたいと思います」と背筋を伸ばした。

 出演陣の意気込みを受け、都倉氏は「皆さんに対するリスペクトと感謝でいっぱいになりました」と笑顔。「生の人が生の歌で生のセリフで演じる。どういう風に工夫を凝らした演出が登場するか楽しみにしていただければ」と呼び掛けた。

編集部おすすめ