大阪・関西万博の「大阪ウィーク~春~」が9日、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)のEXPOアリーナ「Matsuri」で始まり、オープニングイベントに、アンミカ、クリスタル・ケイ、すみれ、エミ・マイヤーの女性4人組ボーカルグループ「ALKAMIRE(アルカミーレ)」も参加。ユニットとして初めてライブパフォーマンスを披露し、デビュー曲「Love Everlasting」を熱唱した。
小雨が降るなか、抜群のプロポーションを誇る4人が、ディスコ調のサウンドで大人のラブソングを届けた。今月7日に世界配信デビューしたが、観客を前にパフォーマンスするのは初体験。登壇したアンミカは、手を振るファンに手を振り返して「手を振るとエネルギーの交換ができます」と“アンミカ節”を放り込んだ。デビュー25周年のクリスタル・ケイは「初(パフォーマンス)がいきなり“エクスポゥ”」と美しい発音。エミ・マイヤーは「実は私のお母さんが…」とまで話すと、自称「おしゃべり担当」のアンミカがトークをさらって「そう。前の万博で副知事の通訳をされてたんです」。すみれも「見えないかも知れないですけど、だいぶ緊張してます」と笑ってステージに挑んだ。
パフォーマンスを終えると、アンミカは「私たちの人生が変わっても、いろんな曲を発表していければいいな」と単発の企画に終わらず、息の長いグループとして活躍していくと決意表明。クリは「初めてなのに皆さんのノリ。さすが大阪だなと思いました」。すみれは「(日米韓のルーツを持つ4人が)歌を通じてダイバース(多様性)になろうというメッセージになったらいいな」。作詞作曲のエミは「メンバーの声や性格の特徴、パワーの発し方をまとめて音楽を作るのはラッキー。
ちなみに4人に大みそか(NHK紅白歌合戦)のスケジュールを聞くと「空いてま~す」「FREE!」と声をそろえた。ともに登壇した大阪市・横山英幸市長が「僕らがバックダンサーを務めたらオファーが入ると思います」と言えば、大阪府・吉村洋文知事は「NHKさんいますか?」と“直接交渉”でアシストしていた。