ダウンタウンの浜田雅功が10日、大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場で行われた主催の音楽フェス「ごぶごぶフェスティバル2025」(11日まで)に出演した。

 3月10日の休養発表から61日。

浜田が活動再開後、初めてファンの前に元気な姿を見せた。朝から雨が降り続いていたが、本番前にはやみ、太陽が顔を出す絶好の“復活日和”。客席から「浜ちゃん!」の声援が飛び交う中、「こんにちはー!」と第一声を上げた。

 1970年に大阪万博が開催された会場にちなみ、テーマソングだった「世界の国からこんにちは」を同曲を歌った三波春夫さんをイメージした着物姿で披露。「ぎょうさん来てくれてありがとう。お客様は神様です!」と三波さんの「決めぜりふ」で会場を盛り上げた。

 トリでは、長男でロックバンド「OKAMOTO’S」のベーシストであるハマ・オカモトとの親子初ステージ共演も実現した。昨年も予定されていたが、ハマの体調不良による活動休止で実現せず。父・浜田の休養で「今年もか…」と不安視されたが、間に合った。

 ハマは「物理的に父が隣にいるのを皆さんに見られるのは初めて。皆さんから歓声をもらいますが、親子が並んでいるだけです。そして復活おめでとう」と軽快にトーク。

ダウンタウンが大阪・関西万博の公式アンバサダーを辞退したことに触れ「アンバサダーを降りたのに、三波春夫さんの曲を歌って登場して。『あれあれあれ?』ってみんな思ったはず」と切り込んだ。

 浜田は息子からの鋭いツッコミやステージ上でのダメ出しに「やりにくいわぁ」とタジタジ。それでも浜田のソロ曲「春はまだか」や、小室哲哉とのユニット「H Jungle with t」としてリリースした「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」で、浜田がボーカル、ハマがベースを担当。ステージ上で親子初セッションを披露した。

 浜田はしみじみと息子を見つめ、「こういう機会がないと共演なんてできない。皆さんも来てくれてほんまにありがたい。来年はもっと大きな会場でやりたい」。完全復活を印象づけたステージ上で、親子水入らずの時間を楽しんだ。(増田 寛)

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