動画共有サイトの「歌ってみた」動画投稿から活動をスタートし、累計動画再生回数11億回を超えるアーティストの天月(あまつき)が10日、東京・日比谷野外大音楽堂で自身初となる野外ワンマンライブを開催した。
チケットは即日完売で3000人のファンが会場を埋め尽くした。
ライブ前半ではマスコットキャラクター「正宗」によるダンスレクチャーに続き、「にゃんでい」で猫耳、「負け犬のリベンジ」では犬耳をつけてパフォーマンスを行うなど、遊び心あふれる演出も披露され、会場は笑顔と歓声に包まれた。ライブの定番曲であるMONGOL800のカバー曲「小さな恋のうた」では、観客との大合唱が夜空に響いた。
さらにギターの弾き語りに挑戦した「ツナゲル」では、虹色に輝くペンライトの光が客席を彩る中、優しく心のこもった歌声が響き渡った。星にまつわるメドレー楽曲と新曲サプライズ、そして心に刻まれた最高潮のクライマックスへ向け、ライブ後半では「天体観測」「ベテルギウス」「スターライトパレード」「スパークル」「プラネテス」「君の知らない物語」といった「星」にまつわる楽曲を豪華メドレー形式で披露した。
新曲「ギャラリエ」がサプライズで初披露されると、さらなる興奮の渦へと誘った。さらに「サウザンクロス」「きみだけは。」「スターライトキセキ」と続き、終盤はステージと観客の一体感は頂点に。アンコールでラストを飾ったのは「Hello, My Story」。この楽曲では観客によるスマートフォンでの撮影が特別に許可され、観客一人ひとりが思い思いに特別な時間を切り取る中、天月が全身全霊のパフォーマンスでライブを締めくくった。
天月はライブ終了後、「歌手として憧れの一つであった歴史ある日比谷野音のステージに立って、過ごした時間は本当に楽しくて幸せで、あっという間でした。