中日、オリックス、楽天で活躍した山崎武司さん(56)が10日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜・午後5時)に出演し、2011年の楽天退団の際に恩師・星野仙一監督から放たれた強烈な言葉を明かした。

 セ・パ両リーグ本塁打王に輝いた実績を誇る山崎さんは、楽天での現役晩年について「野村(克也)監督が辞められて、星野監督が来たんです。

来る時に『あっ、もうヤバいな』ってのは感じてたんです」と話し出すと「まだ、バリバリですよ。肩でオラーッって風切ってやってたんですけど、6月に僕、ちょっと骨折しちゃって、その時に監督室に呼ばれたんですよ」と続けた。

 「行ったら(監督に)『おい、お前、来年どうする?』って言われたんですよ。『できればやりたいですけど、6月なんで、まだ分からないですね』って言ったら『俺が(続けて)ええって言ったら、ええんや!』って。監督がそう言ったから『ありがとうございます!』って言って」と星野監督とのやり取りを再現。

 「で、シーズン後半、調子が悪かったんですけど、京セラドームの監督室に『ちょっと来いや!』って言われて『監督、なんですか?』って聞いたら『お前、もうやめろ!』っ言われて。『え~!? 6月はやれって言ったじゃん』って感じで」と続けると「星野さんって1回言ったら聞かないんですよ。それは昔から知ってるから『分かりました。やめます』って即答で言って。『花道も作ってやるから』って言われたんですよ」と回顧した。

 「それで球団の事務所に行って球団の代表に『監督にクビって言われました』って言ったら『ごめんな。俺が言わなきゃいけないんだけど、ごめんな』って言われた時に『(他球団と交渉できる)自由契約でお願いします』って言ったら、代表が『そんなことできるわけないだろ!』って言われて」と続けると「それでホテル戻りました。

電話がかかってきました。星野さんで。『ちょっと来いや!』って言われて」と口にした。

 「『お前、やめるって言ったよな!』って言われて。『はい、(楽天は)やめます。自由契約で』って言った瞬間に首根っこをギュウってつかまれて。『お前、やめるって言っただろー!』って」と監督の激高ぶりをジェスチャーつきで再現。「『やめますけど、自由契約で』って言ったら、もう怒って、怒って」と振り返ったところで「ダウンタウン」浜田雅功の代役MCの「千鳥」ノブは「これはもうアウトレイジの話で。野球の話じゃなくて…」と、つぶやいていた。

 山崎さんは同年に楽天を退団。古巣・中日に復帰し、2013年限りで現役を引退した。

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