東京11R・NHKマイルカップ・G1・馬トク激走馬=マジックサンズ

 骨折明け、大外枠の皐月賞は、折り合いを重視して外めを運び、4角13番手から直線も外から伸びて6着に食い込んだ。距離ロスがありながら、持続系の差し脚で上がり3ハロンNO1。

函館新馬、札幌2歳S連勝の好調時を知る鞍上・佐々木騎手は「かなり立ち直っていました」と確かな復調を感じ取ったようだ。

 中間は在厩で調整され、1週前追い切りでは新たにコンビを組む武豊騎手の手綱で、6ハロン82秒7―11秒0と鋭く伸びた。1800メートルの札幌2歳Sで2歳女王アルマヴェローチェに先着しており、姉のコナコーストは桜花賞2着馬。マイル以上の実績が生きる東京1600メートルは血統背景を含め、ピタリ合うイメージはある。

 10番枠は枠なりに追走できる好枠。父キズナの主戦で今回初コンビの武豊騎手も、高く評価している前向きさと大きなストライドでの走りを、直線の爆発にどう転化していくのか、その手綱さばきに注目だ。

編集部おすすめ