◆陸上 関東学生対校選手権最終日(11日、相模原ギオンスタジアム)

 女子1部200メートル決勝が行われ、日体大のフロレス・アリエ(3年)が追い風2・5メートル(公認は2メートル以下)の参考記録の23秒26で優勝した。400メートルと合わせて2冠。

今大会では200メートルと400メートルの予選、準決勝、決勝と、400メートルリレーの予選、決勝と合わせ、4日間で8本のレースを力走した。「一本、一本をやり切る、という目標でした。追い風参考でも良い記録と思います」と笑顔で話した。

 女子400メートルで日本学生記録(51秒71)を持つフロレスは現在、日本国籍の取得を申請中。3日の静岡国際女子400メートルでは日本記録(51秒75、丹野麻美)より速い51秒71をマークして優勝。9月の東京世界陸上出場を狙う逸材だ。父はペルーと日本、母はペルーとイタリアにルーツを持ち、自身は静岡・浜松市出身でペルー国籍。「今後の目標は日本学生対校(6月)で順位も、タイムも狙いたい。日本国籍を取得できたら日本記録にも挑戦したい」と意欲的に話した。7月に行われる世界陸上の主要選考大会の日本選手権には「(国籍取得は)間に合うと聞いています」と話している。

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