U―22Jリーグ選抜が12日、大阪府内で第2回目の活動をスタートさせた。

 「日本代表全体のレベルアップを最大の目的に、W杯や五輪で活躍できる選手を輩出する。

またJリーグや海外トップリーグで活躍できる若いエリートユース選手をJFA、Jリーグが一体となって強化・育成していく」ことを目的とした活動で、22歳以下が対象のこの活動。G大阪の名和田我空、清水の西原源樹ら18人が参加し、菅原大介監督を筆頭に、日本代表・前田遼一コーチ、G大阪・遠藤保仁コーチ、広島の青山敏弘コーチらが指導にあたり、サイドからのクロスをゴール前で合わせる練習や、7対7の実戦形式など約1時間、練習を行った。

 遠藤コーチは、実戦形式の練習では片方のチームを指揮し、選手に言葉をかける場面もあったが、「こういう年代でも、勝負にこだわりながら練習からやってほしいと伝えましたし、積極的にミスを恐れずに練習なのでトライしてほしいと伝えた。それはチームでも同じことを伝えている」と振り返った。

 全体練習後には居残りシュート練習のパス出しを行い、その後は自チームでも行っているというMF名和田我空(がく)のFK練習の指導も行った。「まだ色々習得している段階なので。でも入団当初よりはるかにいい形で蹴れているので。蹴れば蹴るほどFKはうまくなりますし、キックは彼の武器の一つでもあるので、そこに磨きをかけて彼自身も積極的に取り組んでいるので、このまま続けて自分のものにしてほしい」と背中を押した。

 今回参加した18選手はなかなか自チームでの出場機会が少ないのが現状。13日には関西学生選抜との試合が行われるだけに、「普段試合に絡めていない選手も多いと思いますし、そういう悔しさをここで出せばいいと思う。世界大会もありますし、そこに向けてアピールしてほしいなと思います。持っているものを全部ここで思い切り出して欲しい」と期待した。

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