U―22Jリーグ選抜が13日、大阪府内で関西学生選抜と試合を行い、前後半2―2から突入したPK戦で4―5で敗れた。

 トップ下で先発したMF名和田(G大阪)は、前半20分の間接FKから連続シュートやゴール正面から右足シュートを放つなどゴールに迫ったがゴールは奪えず。

それでも、同41分には「キックのフィーリングはよかったので、セットプレーでアシスト出来たのはよかった」と、左CKから高精度の右足キックをMF平賀(京都)の頭に合わせて先制点をアシストした。

 前半は1―0でJリーグ選抜がリードして折り返したが、選手を大きく入れ替えた後半、2分にセットプレーから失点で1―1の同点に追いつかれると、同20分にも失点。後半25分過ぎにMF名和田、DF松本遥翔(鹿島)が再出場して反撃を試みると、後半37分にDF松本が豪快な左足シュートを決めて同点に追いついた。

 40分過ぎには名和田が左足で強烈なシュートを放つもGKに阻まれ、2―2で前後半を終えると、そのまま行われたPK戦は4人目までお互いに成功し、迎えた5人目の先行でJ選抜の松本のキックが止められ、5人目も決めた関西学生選抜に敗れる結果となった。

 試合後、名和田は「正直、何もやっていないので。何を求められていたかと考えた時にそれを結果として見せられなかった。試合の中で勝ちきれるシーンがあったので、まだまだ課題が残る試合。今日もゴール前のシーンが何度かありましたけど、あそこで決めきるか、決めきれないかで(代表に)選ばれるか選ばれないか変わってくると思う。際の部分で特長を出せるように、決め切るまでが仕事だと思うので、そこを出せるようにもっと練習していきたい」と気を引き締めた。

 それでも、12日の練習後には、日本代表の前田コーチと面談するなど、2日間は貴重な時間となったはず。「改めて世界を目指さないと行けないという思いを持ちました。チーム内ではまだ若いから大丈夫と言われるけど、そんなことを言っていたらすぐに突き放されてしまうので、しっかり自分の足元を見て、常に危機感は持っているので、自分に矢印を向けてやり続けたい」と、高みを目指していくことを誓った。

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