6連勝でJ1首位に立つ鹿島は14日、茨城・鹿嶋市内で非公開トレーニングを行い、清水戦(17日・カシマ)に向けた調整を行った。
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東京・国立競技場で行われた前節の川崎戦では、1点を先攻されながらも逆転勝利。
しかし、国立で主催試合を行った過去2シーズン、鹿島は“国立後遺症”に苦しめられてきた。
昨季は3連勝中の状態で横浜FMを3―2で打ち破り、4連勝を飾ったものの、翌節から3戦連続ドローに終わり、神戸に1―3で力負けを喫して4戦勝ちなしに。ビッグマッチの勝利を勢いに変えられず、チームは失速した。
23年も名古屋に2―0で勝利して5連勝を果たしたが、翌節から3試合連続で引き分けとなるなど、7試合で1勝しかできなかった。
鬼木達監督は「どこのチームもあることかなと。大きなゲームの後というのは、気持ちが入っていないわけではないけど、どうしてもそう見えてしまうというのはある」と一般論を示した上で「でも」と視線を上げた。
「国立の大観衆も非常に素晴らしかったが、カシマスタジアムの圧力、後押しというのは、また全然違ったものがある。下手なプレーはできないし、気持ちのないゲームは絶対にできない。そこは選手にも言いたい」。指揮官は力強い言葉で、聖地・カシマスタジアムでの7連勝達成を誓った。
8位の清水は直近3試合勝利なし(1分け2敗)だが「攻撃的なチームだということは間違いない受けに立ってはいけない」と警戒。