日本サッカー協会は13日、日本代表が9月6日にメキシコと、同9日に米国と国際親善試合を行うと発表した。開催地はともに米国で、メキシコ戦はカリフォルニア州オークランド、米国戦はオハイオ州コロンバスに決まった。

 メキシコ代表はFIFAランク17位。過去の対戦成績は日本の1勝4敗0分(5得点9失点)。米国代表はFIFAランク16位。過去の対戦成績は2勝1敗(7得点4失点)。日本はFIFAランク15位となっている。日本は今年3月に、来年6、7月に北中米3か国(米国、メキシコ、カナダ)で開催されるW杯本大会への出場権を獲得している。

 これを受けて、森保一監督がこの日、都内で行われた「Jリーグの日」のイベントに出席後、報道陣の取材に応じた。以下、森保監督の一問一答。

 ―9月の米国遠征、2試合が発表された。狙いなど。

 「世界的にも力がある両国と、アメリカで試合をさせていただけるということで、我々の現在の立ち位置、成果、課題が分かる良い試合になる。W杯に向けても我々が米国で戦うんだということをより認識して、また本大会に向けて良い準備ができる、ありがたい親善試合を組んでいただいた。

(2都市で)試合会場の移動もある。W杯の本大会を考えた時にも、移動でコンディションを保つために大きなポイントになる。ここで一度経験できることは本大会に、より良いイメージが出ると思う。チームの戦術的なこと、選手起用であったり、システム、試合でできることをチャレンジしたい。まずは米国で(26年本大会の)6、7月と(今回の)9月の気候が同じではないと思うが、開催国で試合ができるということは雰囲気的にはなじんで、また本大会で初めて雰囲気を感じながら戦うのではなく、過去に(一度)経験したことがあるということを自信をもって臨めるように。オフ・ザ・ピッチのところで、いろいろ考えてチームの活動をしていきたい」

 ―キャンプ地の候補地選定やMLSの視察の可能性について。

 「ドロー(組み合わせ抽選、年末・予定)のあとでないと、キャンプ地を決めることはできないが、イメージを持つことはできるかなと思う。本大会に向けて、キャンプ地を、どこを拠点とするかというところは一つ考えられるようになるかなとは思っている。(MLS視察についても)そこもできれば試合をみたいなとは思っている」

 ―米国とメキシコはどんな相手か。

 「まずは世界的にも力があるチームだなと思っている。メキシコやアメリカは、我々よりもFIFAランク上で、我々が世界一を目指していく、FIFAランクでもよりトップ(オブ)トップに近づいていくためには、こういうW杯出場常連国で、力があるチームに、より高確率で勝っていけるように、力をつけないといけない。そう思っていた中で、対戦できるのはありがたい。

メキシコはより南米に近いかなと思うが、戦術的、フィジカル的なところも、世界で戦っていくため、勝って行くために素晴らしい相手かなと思う。両チームとも世界の中で活躍している選手が多く、世界の名将といえるようなトップ・トップの戦いを知っている方々が監督をされている。そこでまた戦術的なことであったり、試合の中でいろんなことを学ぶことができ、我々もアップデートできるところが多い(試合となるだろう)」

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